世良 公則 -男の肖像時計の選択(パワーウオッチVol.71)

左の2本はカシオ G-SHOCK、右はレッドモンキー。ブンドタイプのベルトがロックっぽい。

「ザ・ベストテン」全盛期にツイストが毎週のようにチャートインしていた時代と同じたたずまいをキープしている世良さん。特にジム通いなどもしておらず、ナチュラルに見た目の若々しさをキープしているというから驚きだ。
「最近よく使っている時計は、ロサンゼルスにあるレッドモンキーってブランドのものです。僕のデビュー35周年記念ウオッチもここから発売したんです。レザーの得意なブランドで、ベルトやリストバンド、ギターのストラップなどいろいろなアイテムを以前から愛用していたんですが、たまたま縁があってデザインも自分でやらせてもらいました。文字盤はシルバーで立体的に竜をあしらっていて、裏にもちゃんとバンドのロゴが入っています」
右腕にリストバンドをすることが多く、逆の左腕に時計は欠かせないという。レッドモンキーはロックテイストを上手く取り入れつつ、カジュアルに楽しめる雰囲気が世良さんのファッションポリシーにマッチしているのだ。
「若かったころはいまのように情報も多くなかったから、手探りで少し背伸びをしながらロックを聴いていたけど、腕時計やファッションもそれと似たような気分はあったと思います。思えばあの時代は身の回りにあるものがどんどんかっこよく進化していった時代。例えばコンバースのスニーカー、リーバイスのデニム、ジッポーのライターなどはその典型でした。安くて格好良かったから古着屋で買って穿いていたデニムが、実はリーバイスの赤耳だったりね。カシオのG-SHOCKもそういう流れにあったアイテムだと思うんです。G-SHOCKは最初に発売されたころから愛用していますが、あのころはたしか時計店じゃなくて雑貨やファッション系のお店に置かれていたんじゃないかな。別に高価ではないんだけど、実用性が高くて見た目もちょっとかっこいい。ファッション性と機能がマッチしている感じが好きなんです。フェンダーやギブソンのギターも一緒ですよね」
真面目で律儀な性格の世良さんは、時間に関しても非常に正確だ。現場に遅刻することはまずあり得ない。
「ロックミュージシャンというと、夕方に起きて酒飲んで深夜にスタジオに入ってみたいなイメージが強いかもしれないですけど、そんな生活をしていたらとっくに消えていたと思います。例えばミック・ジャガーだって、すごく健康に気を使ってトレーニングしているのがわかるじゃないですか。じゃなかったらあの年であんなに激しいライブはできないですからね。僕の場合、レコーディングの日は喉のコンディションを考えてスタジオに入る4〜5時間前に起きるようにしています。海外レコーディングのときは、バンドのメンバーを含めてスタッフ全員でスタジオのそばにコンドミニアムを借りて共同生活するんです。みんなで地元のスーパーに買い出しに行って、自分たちで料理して朝食を食べる。そんな普通の生活をしているプロセスで体調やメンタルを奮い立たせる感じです。その過程が自分にとって大事なんです」

 

世良 公則ミュージシャン・俳優
MASANORI SERA 1955年12月14日、広島県生まれ。高校時代からアマチュアバンドを組み、77年にヤマハ主催のポプコンでグランプリを獲得。同年に世良公則&ツイストとしてデビューし、「あんたのバラード」「宿無し」「銃爪」「燃えろいい女」などヒット曲を連発。骨太なボーカルでロックと歌謡曲の橋渡しとなり、多くの後進に影響を与えた。バンド解散後はソロでの音楽活動を続ける一方、俳優としても多くのドラマや映画に出演して成功している。

関連記事

  1. 左 とん平 -男の肖像時計の選択(パワーウオッチVol.60)

  2. 林家 たい平 -男の肖像時計の選択(パワーウオッチVol.67)

  3. 中村 梅雀 -男の肖像時計の選択(パワーウオッチVol.41)

  4. 天龍 源一郎 -男の肖像時計の選択(パワーウオッチVol.27)

  5. 島田 洋七-男の肖像時計の選択(パワーウオッチVol.77)

  6. 津田 寛治 -男の肖像時計の選択(パワーウオッチVol.69)

  7. 杉 良太郎-男の肖像時計の選択(パワーウオッチVol.90)

  8. 川原 和久 -男の肖像時計の選択(パワーウオッチVol.67-2)

ロレックス

ドイツ時計

カジュアル時計

アンティーク時計

レディース時計