復刻バンザイ! 90年代に逆輸入でブレイクしたG-SHOCKの名作“DW-5900”が復活

1983年に初代モデルが登場してから35年。原点回帰をコンセプトにG-SHOCKから続々と魅力的な復刻系モデルがリリースされている。今回は90年代の初めに逆輸入モデルとして登場し、人気に火がついた“DW-5900”のリバイバルモデルをクローズアップ!

初期G-SHOCKのラギッドさを現代に蘇らせた復刻モデル

1970年代のクォーツショックを経てファッションアイテムとして時計を楽しむというスタイルが定着しはじめた80年代。デリケートな精密機器というこれまでの腕時計の常識を覆す革新的な時計が誕生する。それが、壊れない時計というコンセプトを実現したG-SHOCKだ。
初代モデルとして発売されたDW-5000C-1Aの初出は83年。当時のデジタル時計市場は回路の小型・薄型化によって技術の高さを誇示するかのように、薄くて軽い時計が主流だったが、G-SHOCKは真逆のコンセンプトを掲げ、そこに真っ向勝負を挑んだ。81年に立ち上がった開発チームは“10mの落下衝撃に耐え、10年間の電池寿命と10気圧の防水性能をもつ”という“トリプル10”の達成を目標に、試作品を作ってはカシオ社屋の3階から落とす実験を何度も繰り返したという。
当初、耐衝撃性を高めるために緩衝性のあるゴムで全面を覆う方法を考えたが、なかのモジュールを守るためにどんどんゴムは大きくなり、試作段階で最終的にゴムマリくらいの大きさになってしまったという。そのために発想を転換し、モジュール部分に衝撃を伝えないように点で支えて分散させる構造を考えだした。現在もG-SHOCKのコアテクノロジーとして継承されている中空構造(モジュールに直接衝撃を伝えないようにケース内で浮かせるように配置する技術)
の誕生だ。
83年に初代モデル“DW-5000C-1A”が登場してから1年後にマイナーチェンジモデル“DW-5200C-1”をリリースしたカシオは、アメリカでアイスホッケーの選手がスティックで思い切り叩き付けても壊れないというインパクト満点のCMを放映。この斬新な演出が大きく話題となり人気が爆発する。日本にはファッションアイテムの一環として逆輸入の形で浸透。アメカジにマッチする時計として社会現象的な人気を獲得していくことになる。
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今回クローズアップしたのは、そんな90年代にリリースされた“DW-5900”の復刻モデル。
当初は日本で未発売のモデルだったが、アメリカでの爆発的な人気を受けて、92年から発売を開始したという往年のファンにはおなじみの名機だ。三つ目といえばDW-6900系が有名だが、ラウンドケースの6900系に対して、“DW-5900”は、八角形に近いスクエアケースを採用。ケースの左右をネジ留めした独特のデザインと三つ目ダイアルの組み合わせが、ほかにはない独特の存在感を主張している。
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上の写真は1990年に発売された“DW-5900”のオリジナルモデル、左のモデルが新たに発売されるリバイバルモデル。二つにモデルを比較してみても、見分けがつかないほど忠実にオリジナルのデザインが忠実に再現されているのがわかる。

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》三つ目の文字盤だけでなくケースの造形も個性的
基本デザインは初代モデルをベースにしたスクエアのフォルムなのだが、ケースサイドにほかのモデルにはないビス留めのパーツを採用。少しケースからハミ出したデザインが個性を主張する

 

G-SHOCK(ジーショック)
DW-5900-1JF
1983年の誕生から35周年を迎えたG-SHOCKが、ブランドの原点を見直すべく、“原点回帰”をテーマに復刻させたG-SHOCK初期のデジタルベーシックモデル。初代モデル“DW-5000C-1A”など、従来の液晶搭載モデルとは雰囲気の異なる三つ目のデジタルグラフィックを採用しており、90年にまず海外で発売されて斬新なデザインが人気を獲得。逆輸入の形で日本でもブレイクし、92年から94年までのわずか2年の発売期間であったが、90年代のG-SHOCKブームを牽引した。復刻に際しては、発売当時のデザインを忠実に再現しつつ、基本スペックであるストップウオッチ、タイマーに加えてELバックライトなど実用的な機能も搭載している。
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■樹脂ケース&ストラップ。ケースサイズ51.4×46.8mm。20気圧防水。クォーツ。1万1880円

【問い合わせ先】
カシオ計算機 お客様相談室(☎︎03-5334-4869)
【<“G-SHOCK”の公式サイト】へ

【<“G-SHOCK”の過去記事】へ
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