

並行輸入ショップで販売されている新品の時計には、もちろん海外メーカーが発行した国際保証書が付いています。しかし、この保証書の日付けは、ユーザーが買ったときの日付けではなくショップが仕入れた日であることが多いのです。そのため仕入れてから販売されるまでの期間が開いてしまった商品などは、その保証書に記載の有効期限までの日数が若干短くなってしまうため、アウトレット品として値下げして売られる場合が多いようです。しかも、ユーザーが購入してから最低でも1年間はショップ独自の保証書を設けてくれます。もし国際保証書が切れたとしても心配することはありません。

新品の腕時計には、国際保証書のほかに、腕時計を納める箱や取扱い説明書などの付属品が必ず付いてきます。しかし、流通過程において何らかの理由でその付属品の一部に欠損が生じる場合があります。このように付属品に欠損がある商品もアウトレット品として通常よりも値下げして販売されます。確かに付属品がないだけで安くなるのは魅力ですが、もしも購入した商品を売りたいとなった場合には、付属品の欠損は若干査定のマイナスになることはあります。でもその分安く手に入れられたわけですから結果的にお得なことには変わりません。

キズも流通過程において何らかの理由で付いたものや、ショップで誤って付いたものなど様々です。ケースや風防に付いたキズでも擦り傷程度であれば、検品時のメンテナンスできれいに補修されますが、写真のような凹んだ(えくぼと呼ばれます)ものや引っ掻きキズで深いものは修復することが難しく、無理やり修復すると逆に商品価値を下げることにもなりかねません。その場合は修復せずにアウトレット品として値下げされます。この「一部キズあり品」で一番多いのは革ベルトの汚れを理由にしたものです。また、時計本体だけでなく付属品にも同様のことがいえます。

未使用品とは、呼んで字のごとく一度はユーザーに販売された商品ですが、その商品を購入あるいはもらった人が、一度も使わないまま、何らかの理由で不要となったために、ショップに売るあるいは下取りに出した商品のことを指します。贈答品として贈られた人が別の時計を買うために下取りとして出すケースが多いようです。しかし、ショップによっては、流通過程で生じたアウトレット品も含めて「未使用品」と表示して販売しているショップもあります。