腕時計のトレンドとして最近ではもはや当たり前となってしまった感のあるデカくて分厚い時計(通称デカ厚時計)。パネライはその火付け役ともいわれる人気ブランドですが、そのなかで最も高い人気を誇るモデルがルミノールマリーナです。
1938年にイタリア海軍のために製作され、特殊潜水工作部隊の英雄的活躍を通じて世界にその名を轟かせた歴史的な傑作「ラジオミール」の進化形として、1940年代初期に、いまとなってはルミノールシリーズの象徴でもあるレバーロック式のリューズプロテクターを備えた軍用時計が開発されました。このルミノールマリーナは、そのときのモデルのひとつで1943年頃に製作されアンジェリュス製の8日巻きムーヴメントを搭載し、さらに9時位置にスモールセコンドを備えた「ルミノール」を、その基本デザインを踏襲する形で1998年に復刻されたモデルです。
ルミノールシリーズの廉価モデルとしてラインナップしているルミノールベースとの違いは、9時位置にスモールセコンド(秒針)を備える点です。ゼンマイで動く機械式腕時計の場合は、たまにしか着けなかったりすると、いつの間にか時計が止まっていたりすることがあります。そんな場合に、この秒針があると動いていることが一発でわかるため結構便利なものです。ルミノールベースに比べると人気が高いというのもうなずけます。また、ルミノールマリーナには、手巻きと自動巻きの両方がラインナップされており、さらにケースサイズも44ミリと40ミリが用意されているなどバリエーションが豊富というのも人気の理由といえるでしょう。
