編集部、佐藤です。
前回のブログで『物欲が・・・。』とかいっておりましたが、時計を買ってしまいました。
何を買ってしまったかというと・・・
ロイヤル オーク?
否。
セイコーのマジェスタであります。
マジェスタといっても、トヨタのアレではありません。
セイコーのマジェスタは1980年代に発売された年差クォーツモデル。精度は当時としては驚きのなんと年差±20秒。
セイコーでは、マジャスタ登場以前に「クォーツ」なるものを作っていましたが、これはフィリップ・デュフォーがかつて作ったテンプが二つあるデュアリティみたいな発想であります。もちろん、これは機械式ではないので作りは違いますが、要は温度特性の違う水晶振動子を二個用使って、温度誤差を相殺してしまえ、という感じの考えなわけです。
じゃあ、このマジェスタは何なのかというと、一個の振動子で二個分の働きをしてしまうTM(ツインモード)振動子を使用しているんですね。これによって、セイコーはツインクォーツの製造を止めることになった、そんな腕時計です。
ゴールドカラーメッキのマジェスタ。遠目で見る限りは何だか高級そうです。
まあ、もちろんメッキなので、そんなに高くはありません。
でも流線形のフォルムはなかなかのもの。レトロなベルトもカッコいいです。
薄型クォーツとして登場しているので、ケースは厚みが抑えられていて、ドレッシーな雰囲気を醸し出しております。
と、つらつらと時計の説明をしておりますが、本当はコレが欲しかったわけではありません。
セイコーのマジェスタには、もう一つの顔、というかもう一つ別のコンセプトで作られているモデルがあるんです。
それこそ、セイコーがかつて製造していたスイープセコンドクォーツ搭載モデルなんです。
キャリバーは3針ノンデイトの5S21とデイト付きの5S42があるんですが、結構短期間で姿を消してしまったモデルらしく、これがなかなか市場に出てきません。
そんなわけ、本当はたスイープセコンドクォーツのマジェスタが欲しいんですが、このモデルはかなり状態もキレイだったし、年差クォーツもありかな?ということで購入しました(ついでに言うと、値下げもしてもらったので。)
実際着けてみると、コレがなかなかカッコいい。そんなわけで、最近はこのキンキラの時計が私の腕を飾っております。
とはいえ、本命はスイープセコンドクォーツのマジェスタ。いつか出会える日が来るのを信じて、探す日々が続きます。。。
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