なんでもランキング裏話(今回は長いよ!)

編集部、佐藤です。
本日は、1月30日。今日が何の日かと言いますと・・・
パワーウオッチ最新号、POWER Watch 3月号(No.80)の発売日であります!最新号は記念すべき創刊80号、ということで、目玉企画が盛りだくさんなのですが、そのなかでも私が担当したのが、なんでもランキング 2015。過去2回にわたって大好評を博した大人気企画のパワーアップバージョンですが、これが本当に骨が折れました。世界最高峰のスペックを持つモデルにはじまり、世界で最も複雑な時計や高額な時計など、色々な切り口で時計を紹介しているのですが、このセレクトが本当に地味で時間の掛かること。。。なかでも、頭を抱えたのが、ロングセラーランキングです。
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ロングセラーランキングは以前も実施したテーマですが、その時は現行モデルのオリジナル誕生から数えて何年経過しているか、という方法でランキングのモデルを選出しましたが、前回と同じじゃまったく面白くないので、今回は
「製造開始から大きなモデルチェンジもなく(マイナーチェンジは含まず)、登場時からの見た目や機能をほぼそのまま維持しながら、現在も製造が続けられているモデル」に限定。つまり、ガチンコのロングセラーというわけです。
ロングセラーを名乗るモデルは多いですが、モデルチェンジも結構あるのでそうしたことも考慮しないといけないのでなかなか時間がかかりました。そんな苦労えを経て選出したランキングをみると、まぁびっくり。意外なモデルが実は超ロングセラーだったりしたんです。一位のモデルは・・・本誌で確認してもらうとして、“え!?そんなに長いの?”とびっくりしたモデルを裏話としてブログを読んでいるかただけに紹介しましょう。
そのモデルがコレ!
TOP_02フォルティスのフリーガークラシック クロノグラフです。このモデルの誕生は何と1989年!
26年も変わらず製造されているんです。びっくりでしょ?
さらにさらに裏話の本題はココから。
実はこのモデルに匹敵するくらいロングセラーなんじゃないかというモデルがあったのです。それがコアな時計ファンからの支持も高いジンの103シリーズ。このモデルもロングセラーだったはず! と輸入代理店のホッタさんに問い合わせてみたのですが、ちょいとこれが難問でした。諸事情によりこのモデルはランキングに掲載されていないのですが、その経緯をココで紹介します。
忙しいにもかかわらず、広報の方は嫌な顔もせず本国に確認を取っていただいたり。。。ありがとうございました!
さてさて、まずはこのジンの103とは何ぞや! というところからはじまないとですね。
ジンの103はそもそも、モデル155という時計が源流です。
ジン社は1961年に誕生するのですが、もともとはドイツ軍パイロットで飛行教官でもあったヘルムート・ジン氏がフランクフルトでパイロット用の時計(航空機用コックピットクロックが第一号モデル)を作り始めたのがそのはじまり。そのコックピットクロックの製作技術を生かして作られたジンの腕時計であり、機能性や操作性、視認性、耐久性など軍用としてあらゆる面で厳しい条件をクリアしたのが、1967年に旧西ドイツ空軍が制式採用したモデル155なんです。これがベースとなり、そのDNAはその後の156シリーズ(1970 年代に誕生)、そして103のファーストモデルである103.Aと、その流れを汲む現行の103 シリーズにまで続いていきます。
Sinn 103.B.AUTOのコピー
SINN_103A_1960sのコピー
この103ですが、ファーストモデルは103.Aであり、誕生は1960年代でした。60年代に誕生した最初のものは、黒文字盤にホワイトインダイヤル(103.A、横三つ目と縦三つ目あり)。現行と同様のオール黒文字盤の103.Bの縦三つ目は、後に誕生することになります。ここから注目なんですが、ポイントが二つ。
■1986年にジンが日本に上陸した際には、すでに103.Bあり。ただし、このときは縦三つ目の手巻き。
■1994年のローター・シュミット氏のCEO就任の時には、103.B(縦三つ目)にはすでに自動巻きに。
つまり、人気の103.Bですが、現行モデルに近い仕様となった詳細時期が実ははっきりしていないのです。しかし、上記のポイントから、移行の時期ははっきりとしないものの、1986〜1994年の間に移行したことがわかります。この確認に時間がかかってしまったことと、移行の時期ははっきりしなかったため、今回のランキングには登場していませんが、もしかしたら今回のランキングでロングセラーのトップの可能性もあるモデルなわけです。
は〜。そんなモデル103のことを考えていたら、欲しくなってきてしまいました。同じく気になってきた人、いるのではないでしょうか? いつ生産終了となるか分かりませんし、気になる人はぜひ購入の検討を。詳細はココから

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