ポール・ピコが再上陸!


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ポール・ピコという時計ブランドをご存じですか。。

ここ2〜3年ほどだと思うのですが、日本での展開がなかったため、聞いたことはあっても、という方もいるのでは。。。
そこでざっとおさらい。ポール・ピコの創業は1976年。比較的に新しいスイスの時計メーカーですね。1970年代と言えばまさにクォーツ時計が台頭していた時代。スイスの名だたる高級時計メーカーが窮地に立たされていた時代であります。


そこにあえて機械式時計の専門メーカーとして名乗りを上げたわけですから、なかなかどうして、肝が座っていらっしゃる。それもそのはず、オーナーのイタリア人企業家、マリオ・ボイオッキ氏は「機械式時計の再興をはかる」という信念のもと立ち上げたというくらいですから、よっぽどの時計愛好家だったのでしょう。社名も伝説的な時計職人の名前に由来するとのこと。。。

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ポール・ピコの創設者であるイタリア人企業家、マリオ・ボイオッキ氏。


さてコレクションは、比較的にクラシカルな雰囲気で価格的にも40万円前後と値ごろ感があり、以前から人気は決して低くはなかった。そのためウチのパワーウオッチでもよく取り上げた記憶があります。特に時・分・秒針がそれぞれ独立しているレギュレーターモデルが各コレクションにラインナップされていたため、ポール・ピコと聞くと、いまだにレギュレーター(もちろん現在もあります)を真っ先に思い浮かべてしまうぐらいでした。


そんなポール・ピコですが、一新時計さんが輸入総代理店として春から本格的に日本での再展開がはじまるということで、先日、あらためて実機を見せてもらったのであります!
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今回見たのは、クラシカルなドレス系コレクションである“フィルシャー”に新しく2017年に加わったというスモセコモデル。写真を見てもおわかりでしょう。真っ先に目を引いたのはやはりこのグレーのグラデーションダイアルでしょうか。なかなか端正な雰囲気で実に大人っぽい顔じゃありませんか。


そして顔が良いとなれば、次に気になるのは大きさですよね。ベゼルが薄いためフェイスが大きく感じられるものの、ケース径が40mm、厚さは9mmとこれならYシャツの袖口にも邪魔にならない。まさにスーツスタイルに安心して着けられる大きさと感じました。
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ムーヴメントはETA2895 ベースの自動巻き。毎時2万8800振動に42時間パワーリザーブ。当然シースルーバックです。ベルトにピントが合ってしまったため肝心なところがピンボケ(すみません)でまったく見えませんが、ローターにはコレクション名の由来ともなっている、ジュラ州の象徴“モミの木(フィル)”のモチーフがさりげなくデザインされてあります。


価格は税込み34万4520円。頑張れば手の届く価格です。まさに機械式のエントリーモデルとして、今後購入を考えている人には、選択肢のひとつになりえるモデルだと思いますよ。


それとこのフィルシャー コレクションに気になるモデルがもうひとつ。
それがメガローター GMT グランフー(写真下)です。残念ながら今回は実機を見ることができなかったのですが、モデル名が示すように文字盤にグラン・フー(高温焼成エナメル)という技法によって作られたエナメル文字盤が採用されているのです。
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このグラン・フー。愛好家の方ならよくご存じですよね。エナメル技法のなかでも、いつまでも色褪せず鮮やかな色彩と美しさを保つと言われており、その反面、通常よりも高温で何度も繰り返し焼成するために、手間と時間がかかるというものです。ブレゲやブランパンなどの高級機でよく使われています。
なので次回は、ぜひ実機を見たいところですねぇ〜。


ちなみに価格は、このスチールタイプで税込み1,164,240円(世界300本限定)だそうですよ。。


<問い合わせ>
一新時計 03ー6854−5802

 

@kikuchiのいまどきの腕時計考

菊地 吉正 – KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」、近年では女性向けウオッチマガジン「ワッタイム」と、時計関連の雑誌を次々に生み出す。最近はアンティークウオッチのテイストを再現した時計、SHC(ゾンネ・ヒストリカルコレクション)の企画・監修も行っている。

 

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