パワーウオッチの兄弟誌、“タイムギア”の公式通販“タイムギア オンラインショップ”。編集が取材や誌面製作をするなかで出会った“知る人ぞ知るブランド”を独自にセレクトして展開している。今回は、12月に新たに追加されたイタリア発の時計ブランド“TRIFOGLIO(トリフォグリオ)”のウオッチコレクションを紹介しよう。
1970年代の時計から着想を得た回転ディスク式の時刻表示
トリフォグリオは、建築とインテリアからキャリアをスタートさせ、後に数多くのブランドで時計のデザインを手がけるデザイナー、アレッサンドロ・バルディエリによって2017年に設立されたイタリア発の時計ブランド。
イタリアの時計というとカラフルなデザインや、ゴツめのスポーツモデルというイメージが強いかもしれないが、同社の代表モデルである“ミリメトロ”は1970年代~80年代に流行した“回転ディスク式”の時刻表示を採用することで、どことなくレトロな雰囲気を醸し出しているのが特徴だ。
この独特のレトロ感な雰囲気を醸し出すポイントとなっているのが、1970年代~80年代に機械式時計の世界で流行した“回転ディスク式”の時刻表示を採用している点。一般的な時計は針で時間を表示するが、“ミリメトロ”では外周に時間、その内側に分、センターに秒のスケールを備えた回転ディスクをレイアウトし、上部にある扇形レンズの赤いラインで時間を表示しているのだ。
70年代の時計にオマージュを捧げた機械式の回転ディスク機構は、その独特のデザインに加え、暖かみのある回転ディスクの動きも特徴的。機械式時計ならではの、ギミック感を味わうことができる。
》トリフォグリオの魅力-其の1
ユニークでレトロなディスク式の時刻表示
何と言っても魅力的なのが、レトロな雰囲気を醸すディスク式の時刻表示。外周のディスクが時間、内側のディスクが分、中央のディスクが秒を表示。わずかに高さを変えて多層的にレイアウトされた造形に加え、メカニカルな動きがメカ好き男子の物欲を刺激する。上部に設置された扇形のレンズは、時間を指し示すマーカーとしての役割に加え、デザイン的なアククセントとして効果を発揮している。
》トリフォグリオの魅力-其の2
機械式時計ならではの柔らかい針の動き
もうひとつポイントなのが機械式時計ならではといえる柔らかく温かみのあるディスクや針の動きだ。ディスク式の時刻表示を採用したミリメトロは機械式の自動巻ムーヴメントを採用しており、針やディスクが1秒ごとにカクカクと動くクォーツの動きとが異なり、流れるように進むスイープ運針が特徴。針ではなくて回転ディスクで時間を表示するのだが、独特の動きがマニア心をくすぐる。
》トリフォグリオの魅力-其の3
イタリアらしい男っぽくインダストリアルな意匠
機械式の自動巻きムーヴメントを搭載しているケースは、堅牢性を考慮してシースルーバックにはせず裏ブタはねじ込み式のスクリューバックを採用。ケースは手首で程よく存在感を主張する42mm。自動巻きムーヴメント搭載のためやや厚めだが、ヘアライン仕上げで統一した無骨で男っぽい作りが、イタリアのプロダクト独特のインダストリアルな雰囲気を醸し出している。
TRIFOGLIO(トリフォグリオ)
ミリメトロ
スチールの重厚な質感とスタイリッシュな雰囲気を兼ね備えたメッシュブレス仕様。レトロな計測機器を思わせるメカニカルなデザインが、手首でほどよく個性を主張します。
■Ref.ML0000SSWH。ステンレススチールケース&メッシュブレス。ケース42mm、厚さ8mm。5気圧防水。自動巻き(Cal.Miyota 8215/MIYOTA社製)。6万4800円
TRIFOGLIO(トリフォグリオ)
ミリメトロ
モノトーンのコントラストを効かせたブラックレザーストラップ仕様。メッシュブレスレット仕様と比べてクラシックな雰囲気が強く、個性的でありつつ着けやすいデザインがポイント。ジャケットスタイルのハズしにも最適です。
■Ref. ML111SSWH。ステンレススチールケース、レザーストラップ。ケース42mm、厚さ8mm。5気圧防水。自動巻き(Cal.Miyota 8215/MIYOTA社製)。5万8320円
【問い合わせ先】
トリフォグリオ ジャパン
【<トリフォグリオ>公式サイトへ】へ