定番として愛されるクロックの新色
1921年にマックス・ブラウンによって、古き良き伝統を受け継ぐ街クロンベルグにラジオ部品の製造会社として誕生したBRAUN(ブラウン)。
モダンデザインが世に産声を上げた1950年代に、創業家2代目当主のエルヴィン・ブラウンは「デザインは古き良きイギリス執事のように控えめだが、必要な時にはいつもそばにいる家庭機器が我々の理想だ」と述べ、家電デザインに革命を起こした。以降、ブラウン社の家電製品は、すべてのデザインは機能から優先される“機能主義”を一貫している。
そんな同社のデザインチームを1950年代〜90年代にかけて牽引したのが、巨匠ディーター・ラムスである。彼が生み出した500を超える作品のなかで、クロックの代表作と言えるのが、1990年に登場したアラームクロックAB5である。
この意匠を忠実に再現し、今日、定番として愛されているBC01に白黒反転カラーを採用した新色が追加される。
ホワイトフェイス×ブラックケースは、パンダのような見た目でかわいらしい印象であり、他方ブラックフェイス×ホワイトケースは、白の柔らかい雰囲気をフェイスのブラックがきりっと引き締めている。
(左)Ref.BC01BW。(右)Ref.BC01WB。ともにプラスチック(幅69㎜×高さ69㎜×奥行37㎜)。クォーツ。各5184円(4月以降発売)
さらにもうひとつ、視認性を高めるために配置された秒針のイエローとアラーム針のグリーンの定番カラーリングは踏襲しつつも、輪切りしたようなころっとしたフォルムがユニークな新作BC12も登場。こちらはホワイトとブラックの単色、そして反転カラーの計4色で展開される。
(上左)Ref.BC12B。(上右)Ref.BC12BW。(下左)Ref.BC12W。(下右)Ref.BC12WB。ともにプラスチック(幅75㎜×高さ75㎜×奥行35㎜)。クォーツ。各5184円(4月以降発売)
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