ローマン・ゴティエが、初のステンレススチールモデル「プレスティージ HMS ステンレススチール」を発表

 

ローマン・ゴティエが、初のステンレススチールモデル「プレスティージ HMS ステンレススチール」を発表した。希少性の高いヘンブリー隕石(メテオライト)を使用した美しい文字盤を採用したモデルで、鉄とニッケルの合金が織りなす自然の帯状の模様は、様々な美しい表情を見せてくれる。

●隕石(メテオライト)のなかでも希少な、ヘンブリー隕石の文字盤

文字盤に使われている隕石(メテオライト)は八面体。鉄隕石のひとつであるオクタヘドライトと呼ばれるこの隕石は、1931年にオーストラリア北部のノーザンテリトリーにあるヘンブリー・クレーターにて発見された。この地は多くのクレーターが存在するオーストラリア有数の地として知られている。

隕石は、硝酸につけるまでは、灰色の無機質の塊にしか見えません。硝酸につけることにより、鉄とニッケルの合金から成る帯状の模様(ウィドマンシュテッテン構造やトムソン構造と呼ばれる)が浮き上がる。この模様は、もとの小惑星において長い時間をかけて形成されたものと言われている。

文字盤の作成は、三軸CNCマシンと放電加工機を組み合わせることで、隕石(メテオライト)を直径33㎜、厚さ0.8㎜に仕上げ、そして耐食処理を施すことで文字盤の劣化を防ぐ。

隕石(メテオライト)を硝酸につける前と後

隕石の(メテオライト)のどの部分を使うか選定している様子

3軸CNCマシンによる切削

文字盤に使われる隕石(メテオライト)

 

ヘンブリー隕石は大変希少性が高く、この時計に使用したもの以外のサンプルは、オーストラリアのアデレードにあるサウス・オーストラリアン鉱物博物館にて管理されているもののみ。 ローマン・ゴティエは、この隕石に魅了された理由について、次のように述べています。

「私の父は鉱物や宝石の展示会によく連れて行ってくれました。父は、めのう、ラブラドライト、水晶、デザートローズを好んで買っていました。幼い時にそうした石や鉱物に魅了されることや、自然により形成された美しい色や形に思いを馳せることはよくあると思うのです」

「このヘンブリー隕石を初めて見た時、帯状の模様の帯の幅や、光の反射の仕方から、この隕石は特別なものであるとわかりました。私達がこれまで見てきた他の鉄隕石と比較できないほど、素晴らしいものでした。そしてすぐに、この隕石を使った特別な時計を作ることを考えはじめたのです」

 

●時刻表示

プレスティージHMSの“HMS”は、それぞれHours(時間)、Minutes(分)、Seconds(秒)を表している。時分は12時位置の大きなインダイアル、秒は5時位置のインダイアルで表示。これは、この時計の持ち主が、時分を確認し、そのまま5時位置の秒針のインダイアルへ視線が移るように設計されたもの。視認性の高さはこれだけにとどまらず、黒色表面処理の施されたスチールの時分針、そしてホワイトゴールド製のインデックスにはスーパールミノバが塗布され、夜間でも時刻の確認が容易だ。

●ステンレススチールケース

ローマン・ゴティエとして初のステンレススチールモデルとなったのは、文字盤が隕鉄石(メテオライト)であるため、ケースもまた鉄であるべきという考えから。直径43mmのエレガントなケースは美しく、すべてに干渉されない完全なラインに大きな特徴があり、リューズを排除したラインは、特別なことは時計の裏側に存在するということを予感させる。

 

ムーヴメントは自社製ムーブメントCal.2206HMS採用。シースルーバックからはCal.2206HMSのイノベーティブな設計や、手作業による最上級の仕上げを眺めることができる。ケースバックに配された裏リューズは大きく巻き上げやすいうえ、ケースバックに対して段差のないように作られている。

●ジュウ渓谷の伝統を継承。「フィンガーブリッジ」と「手作業の仕上げ」

ムーヴメントは、ジュウ渓谷の時計作りの伝統に忠実に倣ったもの。フィンガーブリッジとは、歯車、ピニオン、シャフトなどの部品ひとつ一つにそれぞれ作られたブリッジ(受け)。使用されているフィンガーブリッジの特徴は、手作業による鏡面仕上げ(ポリッシュ)と丸みを帯びた断面で、パーツの角を落とす工程や穴石用の穴のポリッシュに至るまで手作業で行われる。

ブリッジ(受け)や地板はブラックNAC処理仕様。だが、同じブラックNAC処理でありながら、ヘアライン仕上げの受けとハンドフロスティングが施された地板が美しいコントラストをなしており、ロジウムメッキが施され、同心円状のヘアライン仕上げの歯車とも、ブラックNAC処理はコントラストをなしている。香箱の両側はらせん状のヘアライン仕上げが施され、歯車の間や受けの裏側に見られる部分からはペルラージュ仕上げが顔をのぞかせる。ムーヴメントの見えない部品にまで仕上げはおよび、ムーヴメントには60時間あまりの手作業による仕上げが施される。

ほかにも、耐久性を重視した形状を持つ、ローマン・ゴティエを象徴するカーブしたアームを持つテンワと補正ネジや円の重なったスポークと高い効率性を誇る歯、S字状の溝を持つネジ頭。

プレスティージHMSの技術仕様は以下の通り(プレスリリースより引用)

 

特徴と外観

時分針表示
希少性の高いヘンブリー隕石を全面に用いた文字盤
ステンレススチール製ケース
人間工学に基づく巻き上げを実現し、段差のないフラットな裏リューズ
シースルーバックより見られる最高級の手仕上げ、および自社製ムーブメント

文字盤と針

オフセンターに配置された時・分のサブダイヤル(12時位置)
スモールセコンド(5時位置)
黒色表面処理の上にスーパールミノバの塗布された時分針
黒色表面処理を施された秒針
スーパールミノバの塗布されたホワイトゴールド製インデックス

隕石(メテオライト)詳細

発見場所:オーストラリア北部、ノーザンテリトリーにあるヘンブリーメテオライト保護区
発見年:1931年
分類:オクタヘドライト

ムーヴメントと仕上げ

自社製ムーヴメント Cal.HMS 2206 (手巻き)
サイズ:34mm × 5.5mm
パワーリザーブ: 60時間
石数: 22石
部品数: 128個
振動数: 毎時28,800回 / 4Hz
仕上げ:オートオルロジュリ(高級時計)における最高級の手作業の仕上げ
その他:受けのブラックNAC処理、歯車のロジウムメッキ

ケース

素材:ステンレススチール製
サイズ:43mm x 12.1mm
防水性:10m /1気圧
リューズ:裏リューズ
風防:サファイアガラス(無反射コーティング)

ストラップとバックル

ブラックアリゲーターストラップとステンレススチール製ピンバックル

本体価格

10,000,000円

限定数

10本

 

 

●ローマン・ゴティエについて

2005年に誕生したローマン・ゴティエは、情熱に満ちた創業者、ローマン・ゴティエ本人が指揮を執るスイス・ジュウ渓谷に拠点を置く高級時計ブランド。彼は、スイスの時計製造の中心地であるこの絵のように美しいジュウ渓谷で生活し、学び、そして働くことで培ったノウハウを、オートオルロジュリ(高級時計製造)に対する妥協のないアプローチと結びつけることで、類まれなタイムピースを創出している。

これらのタイムピースは、その人目を引き付けるデザイン、革新的な自社製ムーヴメント、そして極めて高いレベルの仕上げによって称賛されている。ローマン・ゴティエの時計の特別さは、年産約60本というわずかな生産本数からも保たれています。

●ブランド創業者について

ローマン・ゴティエは1975年、スイスの時計作り発祥の地と言われるジュウ渓谷に生まれた。ローマンはこの地で、伝統的なオートオルロジュリへの情熱、機械学やエンジニアリングへの理解、そしてデザインに対する鑑識眼を養った。

技術学校で精密機構を学んだ彼は、その後1997年に精密機械のコンストラクターとしての資格を取得。1年後、彼は初仕事として時計部品メーカーの機械プログラマー兼オペレーターの職に就き、その工場をヨーロッパ内で最も性能の良い設備の整った施設へと進化させた。そして、彼は自身の高級時計を一から創造するだけでなく、自らの高級時計ブランドを立ち上げることを固く決心し、2002年にMBAを取得。彼の修士論文は、自身のブランドの経営計画についてだった。

3年間非公開で自身のタイムピース製作に取り組んだ彼は、2005年にローマン・ゴティエ ブランドを創設。ブランドのファーストモデル「プレスティージ HM」を、2007年のバーゼルワールドで披露。その後、次々とプレスティージ HMS(2010年)、ロジカル ワン(2013年)、ロジカル ワン シークレット(2014年)、インサイトマイクロローター(2017年)、インサイトマイクロローター レディー(2018年)を発表。これらの作品群は、クラシカルで洗練された作品、現代的でカジュアルな作品、そして極めて優美な芸術的作品を網羅し、そのどれにも、最高の仕上げが施された自社製ムーブメントが搭載されている。

2013年には、時計界のオスカーと称されるジュネーブ・ウォッチ・グランプリにて、ローマン・ゴティエの「ロジカル ワン」は、ベスト・メンズ・コンプリケーション賞を受賞した。

 

 

【問い合わせ】

スイス プライム ブランズ
☎︎ 03-4360-8669
ローマン・ゴティエの公式サイトはコチラ

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