ドイツの腕時計ブランド“DUFA(ドゥッファ)”が、人気コレクション“ファン・デル・ローエ・バルセロナ・クロノグラフ”から、バウハウス100周年を記念したスペシャルエディションを4月30日(火)に発売する。
バウハウスが提唱した “三原色”を取り入れたデザインがポイント
長い歴史を持つドイツ、テューリンゲン州の建築と文化の美しさから生み出された、ドイツ製の腕時計ブランド“DUFA(ドゥッファ)”。シンプルで無駄のない顔立ちを特徴とし、機能美を追求したコレクションは “バウハウス”の巨匠をテーマにデザインされている。
若干、時計の紹介から脱線するが、ここで改めて“バウハウス”について解説しておこう。
“バウハウス”は1919年にドイツで設立された工芸・写真・デザインなどを含む美術と建築の総合教育学校。また、その流れを汲む合理主義的・機能主義的な芸術、デザインを指す。1933年に閉校されるまでのわずか14年間と実働期間は短いが、建築、美術など幅広い分野で理論、理念を創造し、近代デザインの基礎を作り出した史上最も重要なデザイン研究所と位置付けられている。
学校はアートや技術を大胆なモダニズム構想と結合させた創立者ヴァルター・グロピウスにより進められ、今なお、多くのデザイナーや建築家にその技術や思想が受け継がれているのだ。
今回、発売される“DUFA(ドゥッファ)”の “バウハウス100周年記念エディション”は、現在のデザインの原点ともいえるバウハウス100年の偉業と歴史に敬意を表し、より多くの方にバウハウスの精神・理念・歴史を堪能して欲しいという想いから製作された。
》ベルトのステッチと時分針に施されている三原色に注目
ベースとなったのは、“ファン・デル・ローエ・バルセロナ・クロノグラフ”。20世紀のモダニズム建築を代表する建築家であり、バウハウスの3代目校長でもあるミース・ファン・デル・ローエが建設したバルセロナ・パビリオンをオマージュし作られたモデルだ。新作では、このモデルをベースにしつつ、“バウハウス”のデザイン理論をベースに、基本形状”や“三原色”をデザイン取り入れているのが特徴となっている。
1.バウハウスが提唱した色の三原色“黄・青・赤”
バウハウスが提唱した三原色の概念に則し、ベルトのステッチにデザイン。
2.デザインの基本形状“▲●■(三角・円・四角)”の幾何学パターン
デザインの基本形状である三角、円、四角が、インダイヤルの針の軸にデザインされている。
3.緩やかな凹みを設計したインダイヤル
“静けさの空間”として設計された、パビリオン・バルセロナの美しさを緩やかなインダイヤルの凹みで表現。腕元でオリジナリティ溢れるデザインウオッチの存在感を上品に演出してくれる。
》Recommend Model
DUFA(ドゥッファ)
ファン・デル・ローエ・バルセロナ・クロノグラフ バウハウス100周年記念エディション
■Ref. DF-9021-100Y。ステンレススチールケース&レザーストラップ。ケース径38mm。3気圧防水。クォーツ。4万8600円
》ミース・ファン・デル・ローエ(1886年3月27日 – 1969年8月17日)
20世紀のモダニズム建築を代表する、ドイツ出身の建築家。バウハウス3代目校長を務めたことでも知られている。近代建築の四大巨匠の一人。“Less is more. (より少ないことは、より豊かなこと)”や“God is in the detail(神は細部に宿る)”という標語で知られ、近代主義建築のコンセプトの成立に貢献した。
》バルセロナ・パビリオン
モダニズムの建築家ミース・ファン・デル・ローエが1929年、博覧会のために設計した施設。モダニズム建築の傑作の一つとして知られている。1986年に復元され、現在はミースの記念館になっている。
【問い合わせ先】
DUFA(ドゥッファ)公式サイト
https://deutsche-uhrenfabrik.jp/
100周年記念エディション特設サイト
https://deutsche-uhrenfabrik.jp/?pickup=bauhaus-100years-edition-2