時計マニア垂涎のデザインに注目!リップの伝説的クロノグラフ“ラリー”が復活

 Watch LIFE NEWS編集部・副編集長、佐藤が、BASELWORLD(バーゼルワールド)2019を現地取材。各ブランドから発表された新作の魅力をレポートします。

特徴的な文字盤のデザインはもちろん、程よいサイズも魅力!

 1867年、フランス・ブザンソンで創業したリップ。かつてはフランスのド・ゴール首相やイギリスのチャーチル首相にも同社の製品が贈呈されるなど、フランスを代表する由緒正しき時計ブランドとして知られる一方、デザイナー、ロジェ・タロン氏による左右非対称の斬新なデザインを採用した“マッハ2000”(1975年登場)など、時計史に残る傑作をいくつも生み出した。近年のリップは、そうした名品を積極的にリバイバルし、時計ツウも注目を寄せているが、新作として発表された“ラリー”もそんな傑作のひとつとなっている。

 新作の復刻版“ラリー”は、1950年代、ドライブやモータースポーツの際に着ける時計として、当時のリップが手掛けたクロノグラフが原型。その個性的な文字盤は、リップ創業者の孫、フレッド・リップ氏の愛車、フェラーリの“410 スーパーアメリカ”のダッシュボードをイメージしてデザインされたと言われている。このクロノグラフは、リップコレクターによる研究書『LIP DES HEURES À CONTER』にも掲載されていて、当時はR380シリーズと呼ばれていた。ラリーは、当時のクロノグラフのデザインをほぼ忠実に再現したモデルとなっているだけでなく、38㎜という小振りなサイズも再現。その見事な再現っぷりは、ディテールにうるさい時計マニアも一目置くほどだ。

 

特に注目したいのが、LP671800。当時と変わらない鮮やかなブルーもさることながら、スモールセコンドのデザインは、かの有名なロレックスのクロノグラフでも、かつて採用された通称“ロリポップインデックス”を持つ

LP671801では、文字盤の中心部分にラリーで使われてい たチェッカーフラッグをデザイン。また、LP671800では文字盤外周にタキメーターを採用したが、こちらは60秒カウントのインデックスを採用している

ラリー

(上)Ref.LP671800。(下)Ref.LP671801。SS(38㎜径)。5気圧防水。クォーツ。各3万4560円(7月末発売予定)

 

写真はリップの研究書『LIP DES HEU RES À CONTER』(編集部私物)。今回復刻された“ラリー”のオリジナルが二つともバッチリ掲載されているが、復刻版がいかにオリジナルのデザインを忠実に再現しているかがよくわかる

 

 

 今年の新作の目玉は、ラリーと言って間違いないが、ほかにもたくさんの新作モデルが発表されていた。それらについての紹介は、また別の機会にお届けしたい。そして、新作ではないが、現地でなんとも珍しいモデルを発見したので、紹介したい。

 

フランスの特殊部隊の依頼で作られた激レア“ノーティックスキー”

Ref. LP671439。SS(41㎜径)。20気圧(200m)防水。自動巻き。参考商品

 

 1968年に、フランスのグルノーブルで開催された冬季オリンピックに合わせて発売されたノーティックスキー。フランス時計で初めて機械式200m防水を実現した歴史的なダイバーズモデルで、現行モデルは、新作のラリーと同様、オリジナルのデザインをベースにした復刻版で、レトロ感満載のデザインに加えて、20気圧(200m)防水という実用性の高さも魅力となっている。

 現地で発見したのは、そんなノーティックスキーをベースにしたスペシャル仕様。フランス国家憲兵隊所属の特殊部隊で、人質救出作戦や対テロ作戦に従事する国家憲兵隊治安介入部隊(GIGN)の依頼により制作されたモデルだ。2018年にフランス国内のみ、GIGNの隊員数と同じ452本が作られ、たった約3日で完売したというレアモデルとなっている。屈強な隊員向けに作られたモデルゆえ、ケースサイズは通常の38㎜から41㎜にサイズアップされたほか、文字盤にGIGNのエンブレムがデザインされているのが特徴。希少で魅力的だが、あくまでもフランス国内限定のモデル。日本では発売されていないので、あしからず。

 

文◎佐藤杏輔(編集部)/写真◎水橋崇行

 

【問い合わせ】

DKSHジャパン/リップ
https://www.lipwatch.jp

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