【新作レビュー】空軍パイロットがホントに着けてる!フォルティスがPC-7チームのために作った限定タフクロノ

 Watch LIFE NEWS編集部・副編集長、佐藤が、今年発表されたフォルティスの新作のなかから、気になるモデルを発見。実機に触れる機会を得たので、そのレビューをお届けしよう。

※ちなみに日本語訳付きの動画は、日本版公式サイトで公開されている。

 

PC-7チーム エアロマスター クロノグラフ

■Ref.656.10.55M 。SS(42㎜径)。20気圧防水。自動巻き(Cal.ETA 7750)。世界限定300本。52万9200円

 スイス空軍アクロバット飛行部隊、PC-7チームの創立30年を記念して、フォルティスが製作した2種類の限定モデルのうち、クロノグラフモデルがフォルティスの旗艦店フロント・ライン・ベース(FLB)で発売開始となった。
 ざっくり、この限定クロノグラフの特徴を挙げると、以下のような特徴がある。

■ スイス空軍PC-7チーム創立30周年モデル
■ COSC認定クロノメータームーヴメントを搭載
■ 文字盤と裏ブタに“フライング・ダイヤモンド”をデザイン
■ 世界限定300本。ケース9時位置にはシリアルナンバープレートが入る
■ シリアルNo.1〜No.12はチームのパイロットとメンバーが所有し、公式装備
■ PC-7チームのワッペン、トラベルボックス、交換用のコーデュラナイロンベルト1本、ベルト交換ツールを収めた特別コレクターズボックス

 

PC-7とは?

 PC-7チームとは、1989年にスイス空軍に誕生したアクロバット飛行部隊のこと。指揮官を筆頭に9名のパイロットと3名のメンバーで構成され、スイスのナショナルカラーである赤と白に塗り分けられたピラタス社製“Pilatus PC-7 Turbo Trainer”9機で、スイスはもちろんのこと、フランスやイギリス、ドイツ、モナコなどをはじめとするヨーロッパ各地でダイナミックなパフォーマンスを披露している。しかも、チームのパイロットは全員、スイス空軍のなかでも高い演技力と飛行能力を認められたフルタイムのプロの戦闘機パイロットから選出されている。
https://www.fortis.jp/pc-7_team.html

 さて、今回のモデルはパイロット向けということから、フォルティスのパイロットウオッチライン、アビアティス・コレクションのなかでもエアロマスターのケースが採用された。パイロット向けに開発されたこのケースは、アクロバット飛行で発生する重力(G)に対して耐久性を備えるというのが、その理由だ。

 


 既存のエアロマスター クロノグラフがベースとなっているが、パイロットたちの希望を反映し、アプライドインデックスを備える文字盤カラーにロイヤルブルーを採用。
 さらに9時位置のスモールセコンドには、9機のピラタスPC-7航空機からなるチームお馴染みの“フライング・ダイヤモンド”と呼ばれるフォーメーションがデザインされた。また、PC-7の限定モデルということもあって、デイト表示の“7”の数字だけはセンターのクロノグラフ秒針と同じで赤くなっている。


 加えて、通常、エアロマスター クロノグラフではシースルバックを採用するが、このモデルでは耐久性も重視。スチールのスクリューバックを採用した。


 近年のフォルティスではあまり見かけなかったが、限定ということもあってムーヴメントも特別だ。限定のこのモデルでは、COSC認定クロノメーター仕様の自動巻きクロノグラフを搭載しているところも見逃せない。


 また、限定モデルの証として、ケースの9時位置にはシリアル番号を刻印したプレートが取り付けられている。なお、今回、発売開始となったクロノグラフは、シリアルのNo.1〜12までは、PC-7チームのパイロットとメンバーたちが公式装備。
 ちなみに余談ではあるが、No.13はフォルティス社が、No.14はブランドオーナーのユップ・フィリップ氏が所有しているという。


 こちらは交換用のコーデュラナイロンベルト。コーデュラとは、ナイロンを特殊加工し、ナイロンの7倍もの強度を実現した耐久性に優れた繊維。付属ベルトには表地にこのコーデュラが採用されている。ナイロンはもともと撥水性、速乾性に優れるが、コーデュラナイロンはさらに耐摩耗性にも優れている。


 さて、そんなPC-7チーム エアロマスター クロノグラフだが、自動巻きのクロノグラフを堅牢なケースに収めているということで比較的厚みはあるものの、42㎜というサイズながらそれほど大きすぎるという感じはなし。
 注目したいのはブレスだ。SS製の無垢コマで、かつ堅牢なネジ留め仕様となっている。また、このブレスを取り付けるラグもネジ留め式という念入りすぎる堅牢仕様となっている。


 このネジ留めの式の利点は堅牢であることも魅力だが、ドライバーでコマを外して調整したり、ブレス/ベルトの交換ができるというのも魅力。バネ棒はずしやピンタイプのコマ調整は、慣れていないと非常に面倒だが、ネジ留めタイプは慣れていない人でも比較的容易に扱うことができるのだ。また、バックルにはアジャスターが付いているので、サイズの微調整もできる。これも、かなり使い勝手の良いポイントだ。

 

特別コレクターズボックスに専用ドライバーが付属しているので、これで簡単に調整、交換ができる

アジャスターが付いたバックル。ここにも“フライング・ダイヤモンド”と呼ばれるフォーメーションがデザインされている

 

これが豪華な特別コレクターズボックス。PC-7チームのワッペン、トラベルボックス、交換用のコーデュラナイロンベルト1本、ベルト交換ツールが収めており、物欲を刺激する

 

 かなり魅力的な今回の限定モデル。フォルティスの旗艦店、フロント・ライン・ベース(FLB)でしか買えないうえに、日本への入荷は限定本数の1割以下になりそうということなので、気になる方は、ぜひとも早めにチェックしていただきたい。
https://www.fortis.jp/shoplist.html

 

文◎佐藤杏輔(編集部)/写真◎笠井 修

 

【問い合わせ】
ホッタ
https://www.fortis.jp

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