【ロレックス】通信 No.009|約30万の価格差。GMTマスターIIの新作「通称バットマン」を実際に着けて見ました!

クールさがプラスされ素直にカッコイイ!

 さて今回は、いいかげんにプレミアム価格でウンザリしているスポーツ系をやめて、正規店でも買えるかもしれない(笑)、デイトジャストについて書こうと考えていた。。。のだが、何と偶然にもバットマンこと黒青ベゼル、Ref.126710BLNRの実機をじっくり見る機会があったので、またまたGMTマスターIIネタで誠に恐縮ではあるが、その感想を書きたいと思う。

 普通だったら職業的には「レビュー記事を書きたい」と言いたいところだが、正直、批評につながる要素がないほど、やっぱり実物はカッコいい。ということで、今回は実機を手にした「感想」を簡単に述べたい。

GMTマスターII。Ref.126710BLNR。SS(40m径)。100m防水。自動巻き(Cal.3285)。国内参考税抜き定価88万円

 さて、ロレックス通の方は別として、まず疑問を抱くのが、タイトルに書いたバットマンとは「なに?」ということだろう。これは海外で付けられたものらしく、実はその経緯は筆者もよく知らない。アメコミのバットマンからきているらしいのだが、おそらくは原画が青(身に着けているもの)と黒を基調にしていることからなのだろう(間違っていたらゴメンナサイ)。

 ちなみに、もうひとつのモデルである、赤青ベゼルタイプは“ペプシ”と呼ばれている。察しがつくと思うが、これはアメリカの大手飲料メーカーのシンボルカラーから付けられたものだ。

 おもしろいことにロレックスの場合は、こういった特徴的なディテールについてはユニークな愛称が付いていて、それで呼ばれることのほうが多いぐらいだ。

ジュビリーブレスはもともとデイトジャスト用に作られたものだが、GMTマスターⅡのそれはデイトジャストからの転用ではなく専用設計されたものだ。そのためブレスとケースとの接続部のつなぎ目がなく一体感のある美しい外観を形成している

 ところで、今回2019年新作としてリリースされたこのバットマンだが、どこが新しいかというと、まず新ムーヴメントが搭載されたこと、そして3連のオイスターブレスから、昨年発表されたペプシこと赤青ベゼルにも採用された、5連タイプのジュビリーブレスに変更されたことだ。つまりマイナーチェンジなのである。

 まず、全体の雰囲気から感想を述べると、冒頭にも述べたように単純にカッコイイのひと言に尽きる。この現行のGMTマスターII自体、ロレックスのスポーツ系のなかでも洗練された印象で、デザイン性は非常に高い。当連載のNo.005でも書かせていただいたが、旧モデルはまったく人気がなかったにもかかわらず、このデザインになってから、一躍、サブマリーナデイトに肩を並べるかそれ以上と言えるほどに人気を博す存在になったのだ。

全体の雰囲気はもちろんだが、ジュビリーブレスになってさらに良くなった点は装着感だろう。小さなコマが手首のカーブに沿ってしっかりと装着されるのに加えて、手首の動きに応じて多少動くため着け心地は良いと感じた

 加えて、今回ジュビリーブレスになったことで、ほのかにドレッシーさが加わり、何となく色気みたいなものさえ感じるようになった。恐らくは黒と青という配色が功を奏しているのだろう、まったく嫌味がない。

 さて、気になる現在の実勢価格だが、定価95万400円(消費税8%換算)に対して、日本に入荷したての5月ごろは、同じく消費税8%換算で一時240万円台まで高騰した。それが現在は160万円台半ばまで値下がりしている。しかも、青赤ベゼル、Ref.126710BLROの190万円台半ばといういまの実勢価格よりも驚くことに30万円ほど安い。

 確かに赤青ベゼルはGMTマスターのシンボルカラーであり王道ではあるが、それにしても30万円の価格差はかなり大きいと感じるのだが、いかがだろうか。なお今年になって生産終了となった黒青ベゼルの旧モデル、Ref.116710BLNRの中古価格は140〜170万円である。

文◎菊地吉正(編集部)

菊地 吉正 – KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。

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