【ブレゲの2019年新作】唯一無二のカラーリングに注目! ファン待望の“グラン・フー・ブルーエナメル”文字盤モデルが新登場

 2019年5月14日(火)から16日(木)にかけて、特別に選ばれたプレス関係者だけをスイス各地の会場およびブランド本社に招待して開催されたスウォッチ グループ傘下のプレステージ&ラグジュアリー レンジの6ブランド合同新作発表会“TIME TO MOVE(タイム・トゥー・ムーブ)”。

 残念ながら、我が編集部の取材は叶わなかったが、遅ればせながらWatch LIFE NEWSでもタイム・トゥー・ムーブで発表された、各ブランドの2019年新作をご紹介。
 今回はブレゲの新作をクローズアップした。

 さっそくタイム・トゥー・ムーブで発表されたモデルを紹介、といきたいところだが、実はタイム・トゥー・ムーブに先立って発表されたモデルに見逃すことのできないモデルがある。それがクラシック 5177 グラン・フー・ブルーエナメルだ。非常に魅力的な力作となっているので、まずはこのモデルについて紹介しよう。

 

ファン待望!新たにコレクションに加わった
独自の“グラン・フー・ブルーエナメル”文字盤

 ブレゲでは、これまでにもグラン・フー・エナメル文字盤を採用したモデルを度々リリースしてきたが、基本的にそのカラーはホワイト。しかし、新作として登場したクラシック 5177 グラン・フー・ブルーエナメルの文字盤カラーはブルー。“ブレゲ・ブルー”と呼ぶ濃いブルーを実現したグラン・フー・エナメル文字盤モデルとなっている。

 ブレゲがグラン・フー・ブルーエナメル文字盤を採用したモデルがリリースしたのは、実はこれが初ではない。実は2017年に、ブレゲ ブティック銀座がオープン10周年を迎えた際、10本の限定モデルとして、クラシック5175“銀座 アニバーサリー”スペシャルエディション(現在は購入不可)が発売されたのだが、そんな希少なモデルにグラン・フー・ブルーエナメル文字盤が採用されていた。

 文字盤の製法や色味はほぼ同じではあるということだが、まったく同じかというと、実は17年の限定モデルと新作ではいくつか違いがある。
まず、パッと見てわかりやすい違いはデイトとの有無。新作ではデイト表示が設けられているのだ。しかも、注目すべきはデイトの数字だ。


 というのも、クラシック 5177 グラン・フー・ブルーエナメルでは針を見やすくするために、SS製のブレゲ針にロジウム仕上げを施し、ブルーの文字盤からくっきりと際立つように配慮されているのだが、同じように視認性を求めて、インデックスのアラビア数字や星、ダイヤモンド、百合のモチーフなどえをシルバー色でサイズも若干大きくなっていることに加え、パウダーで微妙に象られたこれらインデックスは極めて繊細に盛り上がっている。デイト表示の数字も、見やすさを追求して同様の手法が用いられているのだ。


 なお、画像では少々わかりくいのだが、文字盤6時位置にはエナメルでブレゲのシークレットサインが記されている。ブレゲでは、エナメル文字盤を採用するあらゆる時計に、かつてアブラアン-ルイ・ブレゲが書いた筆跡を再現した“Breguet”の銘をあしらうが、本作でも引き続き用いられた。なお、この“Breguet”の銘は、1787年に製作に着手した“ペルペチュエル・ウォッチ ブレゲ No.15”に記されていたのと同様のものとなっている。

 

 加えて、搭載されるムーヴメントについても抜かりはない。搭載するのは自動巻きムーヴメント、キャリバー777Q。センターセコンドと3時位置にデイト表示を備えたシンプルで使いやすい機能をもった機械だが、このムーヴメントはシリコン素材によるアンクルと脱進機のように先端技術を用い、かつ6姿勢調整とすることで精度と信頼性を高める一方、その審美性にもこだわった。


 サファイア製ケースバックからのぞくK18WGの自動巻きローターにはギョーシェ彫りが施されているが、同様にムーヴメントを構成する部品には、外部から見えるものはもちろん見えない部分も、すべてブレゲの職人が面取りやペルラージュ、ブラッシング、コート・ド・ジュネーブといった伝統的な装飾を施し、繊細に仕上げられている。

 なお、K18WGケース側面にブレゲではおなじみのフルート装飾が施されるほか、ラグもブレゲスタイルを忠実に守りケースにロウ付け、そしてベルトはネジ留め式バーによる固定方式を採用。また、裏ブタには個別番号が刻まれることで、それぞれオーナーだけが所有する固有の時計となる。

 

クラシック 5177 グラン・フー・ブルーエナメル
ブレゲの現行コレクションにおいて“グラン・フー・エナメル”に初めてブレゲ・ブルーを取り入れたモデル。この独自のブルーは“グラン・フー・エナメル”ならではの独特の質感ともに、摂氏800度の炉で焼く間も完全に安定した色を保たなくてはならず、顔料の開発に際して広範囲におよぶ研究の末に、ブルースチールのような微妙な色を正確に作り出すことに成功した。
■Ref.5177BB/2Y/9V6。K18WG(38mm径)。3気圧防水。自動巻き(Cal.777Q)。257万円(税抜き価格)

 

ブレゲの時計職人たちによる芸術的な手仕事が光る
ムーヴ厚3mmの極薄自動巻きスケルトントゥールビヨン

 そして、クラシック コレクションの新作において、もうひとつ注目すべきモデルがクラシック トゥールビヨン エクストラフラット スケルトン 5395だ。

 新作ではムーヴメント素材の約50%をいっさい妥協せずに削減してフルスケルトン化。手巻きでは過去にもフルスケルトンのトゥールビヨンを手掛けているが、フルスケルトン化した自動巻きトゥールビヨンを発表するのは今回が初となる。

 ベースムーヴメントとして選ばれたのは、ブレゲが誇る極薄の自動巻きトゥールビヨンであるCal.581。厚さはわずか3mm。自動巻きトゥールビヨンムーヴメントでは世界でも非常に薄い機械のひとつだが、隅々までムーヴメントの機構を見渡せるのと同時に薄さも実現できるということから、自動巻きローターを地板の外周に置くペリフェラルスタイルのこのキャリバーが選ばれた。

 スケルトン加工では、各部品がもつ機能的役割を保持しながら、素材をどれだけ多く削ぎ落とせるか重要なポイントとなるが、ゴールド製の地板と受けを限界ギリギリまで削ぎ落とすことでムーヴメントの機構を露わに見せている。


 加えて、本モデルのスゴいところが、スケルトン化同様、いっさい妥協することなくムーヴメントに丁寧な仕上げと装飾を施している点だ。例えば、くり抜かれた地板の残り部分の表面に施されたギョーシェ彫りは、ダイヤモンド粒子を使った手動旋盤を使って職人の手により刻まれている。
 また、鋭角なエッジはヤスリを使い、45度の角度で面が完璧に平滑で規則正しくなるまで丹念に仕上げられる。同様、仕事は、さまざまな文字をエングレービングやネジ穴、ネジ溝の仕上げも手仕事によるものである。

クラシック トゥールビヨン エクストラフラット スケルトン 5395
ブレゲ初となる全面スケルトン加工を施した、極薄自動巻きトゥールビヨン。極薄自動巻きトゥールビヨンとして、すでに5377と5367に搭載されているキャ581をベースに、スケルトン化。ムーヴメント素材の50%を削減し、審美性を追求しつつ、時計としての強度を保てるギリギリの数値まで追い込んだ。
■Ref.5395BR/1S/9WU。K18RG(41mm径)。3気圧防水。自動巻き(Cal.581SQ)。2439万円。PtケースのRef.5395PT/RS/9WUは2605万円(ともに税抜き価格。今秋以降入荷予定)

昨年モデルチェンジが実施されたマリーンからは、
チタンケースモデルに待望のブレス仕様が登場!

 昨年、コレクションのリニューアルが図られたマリーンコレクション。今年は、新作バリエーションとしてケースと同じくチタン製のブレスモデルを発表。ベーシックな3針のマリーン 5517に加え、マリーン クロノグラフ 5527、マリーン アラーム ミュージカル 5547にもチタンブレス仕様が追加された。

 チタンブレスにおいても、仕上げの良さが光る。コマの一つひとつにサテン仕上げを施すほか、ベゼルやケース、そしてチタンブレスのコマの一部にもポリッシュ仕上げを施すことで、スポーティなモデルでありながら、高級時計にふさわしい確かな立体感を演出した。

マリーン クロノグラフ 5527
■Ref.5527TI/G2/TW0。TI(42.3mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.582A)。261万円(税抜き価格)

マリーン 5517
■Ref.5517TI/G2/TZ0。TI(40mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.777A)。216万円(税抜き価格)

マリーン アラーム ミュージカル 5547
■Ref.5547TI/G2/TZ0。TI(40mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.519F/1)。337万円(税抜き価格)

 

 なお、今回紹介した新作はすべてメンズモデルだが、今年の新作において充実していたのは、実はレディースである。そんな充実の新作レディースモデルについては、また後日紹介する。

 

文◎佐藤杏輔(編集部)

 

 

【問い合わせ先】
ブレゲ ブティック銀座
TEL:03-6254-7211

ブレゲ 公式サイト
https://www.breguet.com/jp

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