高い耐衝撃性能といった機能性だけでなく、ウレタンの質感やスクエアケースのデザインで根強い人気を誇る初代G-SHOCK(Gショック)。2019年9月3日には腕時計に対する価値観を大きく変えた製品として、国立科学博物館が主催する2019年度未来技術遺産(重要科学技術史資料)に登録。これまで3000種類を超える開発モデルの原点だ。
そんな初代G-SHOCK(Gショック)、DW-5000Cの遺伝子を受け継ぐフルメタルスクエアモデルのGMW-B5000から、チタン、そしてカモフラージュ柄を取り入れた新モデルが発売された。
注目は、ケースやベゼル、ブレス、ケースバックに至るまですべてにチタン素材を採用したシリーズ初のモデルであること。チタンは軽量である反面、加工がしにくい素材であるため、カシオではこのチタンモデルの開発のために新たに金型を製作したという。
同時期に発売となるフルチタンモデルGMW-B5000TBをベースに、ケースやブレスにDLC処理を施した後、“大・中・小”3つのドットパターンの違いにレーザー加工を施すことによって色調の濃淡を生み出し、カモフラージュ柄を表現している。
単なるカラーリングではなく、レーザー加工技術によりカモフラージュ柄を出しているとは驚きだ。
また上部からの衝撃を緩和するファインレジン緩衝体をベゼルとケースの間に挟むことで、フルメタルケースでも耐えうる耐衝撃構造を実現している。
風防には内面無反射コーティングサファイアガラスを採用したほか、フィルムソーラーセルや、斜めの角度からでも時刻表示が判読しやすいSTN-LCD(液晶)によりクリアな視認性を実現している。
そのほかBluetooth®通信によるスマートフォンとの連携で時刻を表示する“スマートフォンリンク”や、少量の光をも時計の動力に変える独自のソーラーシステム“タフソーラー”など、GMW-B5000の機能が引き続き採用されている。

Ref.GMW-B5000TCM-1JR。TI(49.3×43.2mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。19万2500円
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