【ニューヨーク発】ドリームチームが3年かけ完成させた、TULLOCH(タロック)のハイエンドレギュレーター

ニューヨークに誕生した珠玉の高級時計ブランド

 度々取り上げているが、いまアメリカでは新興の時計ブランドが続々と誕生している。
 それこそ数万円のカジュアルウオッチを主力とするブランドも多いが、今回紹介するタロック(TULLOCH)はアメリカ・ニューヨークに拠点を置く、洗練されたスタイルと極めてハイクオリティな腕時計を手掛ける高級時計ブランドだ。

 創業者はシェーン・タロック(Shane Tulloch)氏。宝石商の父のもとニュージーランドで育った人物で、彼は精密機械工学を研究するエンジニアではあったが彼自身は時計師と言うわけではない。

 もともとは優良企業や成長企業に投資し、資金を提供すると同時に経営コンサルティングを行うベンチャーキャピタリストである。
 2016年、スイスのジュネーブで時計のデザインについて議論するエリック・ジロー(Eric Giroud)氏と出会い、独自の時計を製作するプロジェクトを立ち上げることとなった。

 2人は正確な時間を読み取るために独立した時間、分、秒表示を持ち、精度を測るためにマスタークロックとして使用されていたレギュレーターにインスピレーションを得て、数カ月かけてプロジェクトを練り上げた。
 その後、彼らのデザインにもとづいた時計とムーヴメントを開発するため、タロック氏はクリストフ・ブッシャー(Christophe Beuchat)氏から独立時計師のカリ・ヴィテライネン氏を紹介される。

 カリ・ヴィテライネン氏は、ディレクターのクリストフ・ブッシャー氏、そしてムーヴメントデザイナーのステファン・ベポワ(Stéphane Bépoix)氏とともに、スイス・ヌーシャテル州トランヴェール渓谷にあるサンシュルピスにて、文字盤の製作と時計の製造のサポートを行なっているコンブレマイン社(Comblémine SA)という会社を所有しており、タロックはコンブレマイン社の全面サポートを受けることになった。

 そして3年の歳月をかけて完成したのが、ファーストコレクションとなるT-01 ファーストエディションだ。

 時計業界で一目置かれる錚々たるメンバーが開発に参加したモデルというだけあって、T-01 ファーストエディションは3万6800ドル(日本円で約404万8000円)となかなか高価なモデルではあるが、価格に見合う極めて高い完成度を誇るコレクションとなっている。

 

TULLOCH(タロック)
T-01 ファーストエデイション

時計のデザインはエリック・ジロー、ムーヴメントと文字盤はカリ・ヴィテライネンを筆頭にクリストフ・ブッシャー、ステファン・ベポワを擁するコンブレマイン社が全面サポートし完成させたタロックのハイエンドなレギュレーターウオッチ。ブランドのファーストコレクションだが、極めて優れた完成度を誇る。
■WG(40mm径)。30m防水。手巻き(Cal.T-01)。 WGモデルとRGモデル各25本の世界限定50本。3万6800ドル(日本円で約404万8000円)

 

TULLOCHの[語りドコロ]

文字盤は時間、分、秒表示を傾斜してレイアウトしたひねりを加えたデザインだが、左右対称のレイアウトが美しい手巻きムーヴメントは上部に二つの香箱が直列に取り付けられたダブルバレル仕様。約96時間のパワーリザーブを備えるほか、香箱にはギョーシェ装飾が手作業で施される。振動数は毎時2万1600振動。ゴールドのマスロットを備えたフリースプラングテンプ、ブレゲ巻き上げとフィリップス外端曲線を描くヒゲゼンマイを備える。それは片持ちのブラックポリッシュスチールの下に吊り下げられるようにレイアウトされている。

 

ケースはWGケースとRGケースでそれぞれ25本限定で製作される。文字盤の種類はシルバー、スレートグレー、ニッケル、ロイヤルブルーなどの設定があるが、すべてパウダーフロスト仕上げのスターリングシルバー文字盤を採用。インダイアルはゴールドリングで縁取られ、ハンドメイドおよびハンドポリッシュによる美しい針が与えられている。

 

●掲載価格は1ドル=110円で計算、算出したものです。
●未上陸ブランドのため、日本にタロックの正規輸入代理店はありません。

 

文◎佐藤杏輔(編集部)

 

【問い合わせ先】
TULLOCH(タロック)
TULLOCH(タロック)公式サイト
https://www.tulloch.com

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