【見逃してませんか?】セイコー、シチズンほか国産時計ブランド・2020年の新作モデル

 世界的にも存在感を増している国産時計ブランド勢。なかでもセイコー、シチズン、オリエントスター、カシオの主要4ブランドは国内外から人気を集めており、その動向に注目しているファンは多い。

 今年もすでに各社から魅力的な新作が相次いで発表されているが、今回は改めてそのなかでも注目しておきたいモデルを編集部が厳選して紹介しよう。

GRAND SEIKO(グランドセイコー)
ヘリテージコレクション メカニカルハイビート 36000 80 Hours

■Ref.SLGH002。K18YG(40mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.9SA5)。世界限定100本。495万円(8月1日発売。※変更となる可能性あり)

 従来のハイビートムーヴメント、9S8系をさらに進化させたグランドセイコーの次世代キャリバー9SA5が搭載されるグランドセイコーの60周年記念モデル。
 初代モデルのスタイルを継承しながら、9SA5の恩恵によって、ケース厚が11.7mmまで抑えられた。また毎時3万6000振動のハイビート機でありながら、ツインバレルが採用されたことでパワーリザーブが最大約80時間に延長している。

【問い合わせ】
セイコーウオッチお客様相談室 TEL:0120-302-617
グランドセイコー 公式サイト www.grand-seiko.com

 

CITIZEN(シチズン)
ザ・シチズン 25周年記念限定モデル 年差±5 秒高精度エコ・ドライブ搭載

■Ref.AQ4042-01P。スーパーチタニウム(38.3mm径/デュラテクトゴールド)。10気圧防水。クォーツ(Cal.A060/光発電エコ・ドライブ)。世界限定500本。38万5000円

“ザ・シチズン”のブランド25周年を記念した限定モデル。
 世界で最も薄い和紙と言われる土佐典具帖紙(とさてんぐじょうし)の上に、日本の伝統的な砂子蒔き技法で金箔を舞い散らせた特別感あふれる文字盤を採用した。
 また年差±5秒という高精度ムーヴメントを搭載している点も魅力で、高精度の証として文字盤、裏ブタ、リューズトップなど随所に伝統的な“イーグルマーク”があしらわれる。

【問い合わせ】
シチズンお客様時計相談室 TEL:0120-78-4807
シチズン公式サイト https://citizen.jp/

 

ORIENT STAR(オリエントスター)
コンテンポラリー メカニカルムーンフェイズ

■Ref.RK-AY0001B。SS(41mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.F7M63)。18万7000円

 古典的な意匠が人気を博すメカニカルムーンフェイズが、現代的なデザインの“コンテンポラリー”コレクションに登場。
 ムーンフェイズという趣味性の高い機構を、実用的なスペックとデザインで楽しめる注目作だ。またムーヴメントも進化しており、パワーリザーブが50時間以上に延長された点も見逃せない。

【問い合わせ】
オリエントお客様相談室 TEL:042-847-3380
公式サイト https://www.orient-watch.jp/

 

G-SHOCK(ジーショック)
マスター・オブ・G フロッグマン

■Ref.GWF-A1000-1A2JF。カーボン繊維強化樹脂(56.7×53.3mmサイズ)。200m潜水用防水。クォーツ(タフソーラー)。9万9000円(今夏発売予定)

 1993年よりダイバーズシリーズとして展開されるフロッグマンで初となるアナログ表示仕様。
 ダイバーのニーズに応え、8時位置のデュアルタイム表示に加え、タイドグラフや潜水経過時間表示(3時位置)などもすべてアナログ表示となっており、情報を感覚的に得ることができる。これに加え、ケースは樹脂の軽さとメタルの強さを兼ね備えたカーボン繊維強化樹脂素材を採用。タフでありながらも装着感の良さも追求された。
 またフロッグマンといえば、裏ブタに描かれた“カエル”のイラストもシンボルだ。本作では、アナログ表示モデルにちなみ“針”を持ったカエルのイラストが描かれている。

【問い合わせ】
カシオ計算機 お客様相談室 TEL:03-5334-4869
G-SHOCK 公式サイト https://g-shock.jp

 

 いずれも魅力的な新作だが、特に筆者が気になっているのは、グランドーセイコーのリミテッドモデルに搭載された新キャリバー9S5Aである。
 見るべき点はいくつもあるが、大きな特徴をひとつ挙げるならば従来のスイスレバー式とは大きく違う異形の脱進機を搭載している点だろう。
 これはデュアルインパルスと呼ばれる独自の新型脱進機で、主ゼンマイからのエネルギーをより効率的にテンプへと伝えるための構造だと言う。また同時に軽量化も図られているため高振動に適しており、毎秒10振動のハイビートによって精度を安定させている。

 現在では新しい脱進機を発明すること自体が希なことであるうえ、完成度が非常に高く、海外メディアからも2020年の最注目作との呼び声も高い。

精密加工技術のMEMSによって複雑な形状のパーツで構成された新型脱進機。構造もユニークだが、脱進機自体の軽量化も追求されており、これが駆動時間の延長にも寄与した。ヒゲゼンマイは約8万通りのシミュレーションから導き出した独自形状の巻き上げヒゲ、フリースプラングが採用される。また独自の水平輪列構造により薄型化(5. 18mm厚)された点も本機の特徴である。さらにリューズ位置を可能な限り裏ブタ側に寄せ、低重心化も図られている

 

文◎堀内大輔(編集部)

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