毎年3〜4月にかけて多くの時計の見本市が各地で開催されるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響によりイベントの中止が続々と発表された。
どのようにして各社から新作が発表されるのか不透明だったが、いくつかのメーカーは各々で新作を発表してくれた。
そのなかから編集部で厳選した注目の新作モデルを紹介していく。気になる方はぜひともチェックしてみてほしい。お気に入りの1本が見つかるはずだ。
HAMILTON(ハミルトン)
カーキ アビエーション コンバーター オートクロノ
パイロットの手首で輝くよう計算されたコレクション。両方向回転ベゼルにより、ベゼルの対数目盛りと、文字盤周囲の固定目盛りで構成される計算尺を利用して、飛行中に必要な情報の計算を可能にした。ムーヴメントにはシリコン製のヒゲゼンマイを用い、あらゆる磁力の影響も受けない日常使いにも最適な1本となった。
■Ref.H76726530。SS(44mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.H-21 Si)。25万9600円(予価)
カーキ フィールド チタニウム オート
黒文字盤にベージュのスーパールミノバを施した針とインデックスを配し、ミリタリーデザインを追求した新作カーキ フィールドコレクション。そして、ケースにはチタンを採用し軽やかな着け心地を実現。10気圧の防水性も装備し、耐久性と堅牢性を兼ね備えた新たなフィールドウオッチとして活躍できる。
■Ref.H70665533。TI(42mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.H-10)。12万6500円
ジャズマスター オート
アップライトの控えめなインデックスや視認性の良いアラビアンインデックスから一転、洗練されたデザインを追求するジャズマスターコレクションから初のローマンインデックスモデルが登場。
■Ref.H42535140。SS(40mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.H-10)。12万2100円
【問い合わせ先】
ハミルトン / スウォッチ グループ ジャパン
TEL.03-6254-7371
HYT(エイチ・ワイ・ティ)
H0
搭載された複雑な機構が全方向から見られる特徴的なモデル。6時位置から伸びるブラックの液体で時を、12時位置に配置されたオフセンターの文字盤で分を示す。また、キャピラリー(時針にあたるブラックの液体が入ったチューブ状のパーツ)の下部と分針と2時位置のパワーリザーブインジケーターを、オレンジのスーパールミノバで統一することで視認性を追求。
■Ref.H023 87。SS(48.8mm径)。30m防水。手巻き。680万9000円
【問い合わせ先】
HYT JAPAN / オールージュ
TEL.03-6452-8802
文◎松本由紀(編集部)