【20万円台のエントリー機も登場!?】新世代の“ラグジュアリースポーツウオッチ”-価格別で厳選した5機種

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 高級時計のジャンルでも突出した人気を誇るラグジュアリースポーツウオッチ。かつてはその選択肢はある程度限られていたが、近年、新規参入するブランドが相次ぎ、選択肢の幅が広がっている。今回は、価格別(50万円以下と100万円以上)で、新世代の“ラグスポ”を紹介していく。

幅広い価格帯からリリースされている新世代の“ラグジュアリースポーツ”

 機械式時計黄金期といわれる1950~60年代を経て、クォーツや大量製造される時計の台頭で凋落していった70年代の機械式時計。しかし、ピンチはチャンス、という言葉もあるように、そんな時にこそ新しいジャンルが生まれることもある。

 72年に登場したオーデマ ピゲのロイヤル オークに代表される、ラグジュアリースポーツというジャンルもそのひとつだ。ロイヤル オークはジェラルド・ジェンタがデザインを手掛けているが、“薄型”、“高品質な仕上げ”という従来のドレスウオッチの美点を継承しつつ、同時に実用時計の堅牢さや防水性能を備えているのが特徴。薄型かつスポーティな外装に、宝飾時計に匹敵する徹底した仕上げを施すことで、汎用素材を使った高級時計という新たな価値観を生み出したのだ。

 その後は、パテック フィリップのノーチラス、ヴァシュロン・コンスタンタンのオーヴァーシーズをはじめとして、ラグジュアリースポーツというコンセプトをベースにした数多くの名作が誕生。現在では“ラグスポ”の通称でも知られ、ひとつのジャンルとして突出した人気を獲得しているが、近年はその人気の高さからブランド各社で開発が進み、これまでラグジュアリースポーツをラインナップしていなかったブランドから新勢力が続々と発表されている。

 今回は、そんな“ラグスポ”の新勢力をクローズアップ。50万円以下と100万円以上、価格帯別に注目モデルを紹介していこう。

 

【100万円オーバーの本格派、“ラグスポ新世代”3機種】

》編集部のおすすめモデル-其の1
CZAPEK(チャペック)
アンタークティック テール・アデリー

 99本限定のチャペック版“ラグスポ”。高品質な外装もさることながら、特筆はパートナーであるメタレム社が手がけた文字盤である。これは同社が30年前に開発した独自のラメ装飾を本作のために復活させたもので、深みとリフレクションを生み出した印象的な仕上がりとなっている。

■SS(40.5mm径、10.6mm厚)。120m防水。自動巻き(Cal.SXH5)。限定99本。258万5000円

 サンドブラスト仕上げを施したブラックカラーが目を引くムーヴメント。またテンプや歯車を支える七つのブリッジが肉抜きされており、その動きがよくわかる構造となっている。フリースプラング式テンプ、毎時2万8800振動。

【問い合わせ先】
ノーブルスタイリング(TEL.03-6277-1600)
http://noblestyling.com

 

》編集部のおすすめモデル-其の2
CHOPARD(ショパール)
アルパイン イーグル ラージ

 1980年代にベストセラーとなった“サンモリッツ”に、現代的な解釈を加えて2019年に発表された。8本のビスを配した力強いベゼルと、鷲の虹彩(こうさい)をイメージし繊細な装飾を施した文字盤という対照的な組み合わせが印象的だ。

■Ref.298600-3002。ショパール ルーセント スティール A223(41mm径、9.7mm厚)。100m防水。自動巻き(Cal.Chopard 01.01-C)。161万7000円

 60時間のパワーリザーブを備えるCal.Chopard 01.01-Cを搭載。また外装には、通常の1.5倍の磨耗耐性と硬度を備えるレアメタル、ルーセント スティール A223を採用。それでいて従来と変わらない美しい表面仕上げが施されている。

【問い合わせ先】
ショパール ジャパン プレス(TEL.03-5524-8922)
https://www.chopard.jp/watches/watches-for-her/alpine-eagle

 

》編集部のおすすめモデル-其の3
LE RHÖNE(ル・ローヌ)
ヘドニア・オートマティック

 幼馴染みであったロイック・フロランタンとティモ・ラジャコスキーという2人の起業家により2013年に誕生した新鋭ブランド、ル・ローヌの代表モデル。35のコンポーネントで構成された象徴的なオーバルケース、職人の丁寧な仕事が光るコート・ド・ジュネーブ装飾文字盤に、時計本体と連動した一体型のブレスレットを組み合わせ、個性を備えつつ、時代に左右されないクラシックなスタイルを実現している。中心に滑らかな稜線を設けた中コマなど、細部まで緻密に計算された美しい造形に注目したい。

■Ref.H1SS091-1-C91D。SS(41mm径)。100m防水。自動巻き。159万5000円

【問い合わせ先】
ノーブルスタイリング(TEL. 03-6277-1600)
http://noblestyling.com

 

【50万円以下でセレクトした、“ラグスポ入門機”2選】

》編集部のおすすめモデル-其の1
WEMPE(ヴェンペ)
アイアンウォーカー オートマティック 40

 老舗の高級宝飾店でもあるヴェンペの優れた審美性が隅々まで発揮された新シリーズ。ラグスポのセオリーであるサテンとポリッシュ仕上げによる立体感あるケースデザイン、そして均整の取れた文字盤デザインは、老舗ならではの品格を感じさせる仕上がりだ。

■Ref.WI100004。SS(40mm径/9.75mm厚)。10気圧防水。自動巻き(Cal.ETA2892-A2)。予価39万6000円(10月発売予定)

 シャープな造形となったミドルケースに対して、プレーンなベゼルを採用し、フォルムにメリハリを効かせた。なお3針仕様では40mmと小振りな36mmサイズを展開するほか、クロノグラフ仕様とダイバー仕様も同時発表されている。

【問い合わせ先】
シェルマン(TEL.03-5568-1234)
https://shellman.co.jp/modern-watch/wempe/

 

》編集部のおすすめモデル-其の2
MAURICE LACROIX(モーリス・ラクロア)
アイコン オートマティック 39mm

 近年、精密加工技術の進化によって中価格帯以下の時計でも高品質の外装を与えることが可能になった。その好例がアイコンだ。高品質な作りながら、20万円前後の価格を実現しており、ラグスポのエントリー機として高い支持を得る。

■Ref.AI6007-SS002-331-1。SS(39mm径/11mm厚)。20気圧防水。自動巻き(Cal.ML115)。21万4500円

 工具がなくとも容易にブレスレットの着脱を可能にしたイージーチェンジャブル機能を搭載。この価格帯でこうした機能を備えていることは珍しく、ブランドのユーザーファーストな姿勢がうかがえるポイントだ。

【問い合わせ先】
モーリス・ラクロア/DKSHジャパン(TEL.03-5441-4515)
https://www.mauricelacroix.com/jp

 

文◎船平卓馬(編集部)

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