【シーン別】ヴァシュロンがレディースアンティーク時計を全国ブティックにて巡回展示

 8月1日(土)から、日本全国の各ブティックにて、VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)の歴史的価値の高いレディース時計を巡回展示する試みがスタートしました。

 18世紀より行われてきた、時計づくりの豊かな遺産を紹介するために、所蔵するヘリテージ・コレクションから女性用モデルがセレクトされています。

 ヴァシュロン・コンスタンタンのヘリテージ・コレクションには、1300点以上にものぼる時計が含まれています。早くからレディースウォッチの分野における創作にも注力しており、記録上最も古い時代に作られたのは、1815年に製作をされたイエローゴールド製の懐中時計。ケースベルトに繊細な花を象った彫金が施され、メゾンが女性向けに特別な注意を払っていたことを示しています。

 機能的な時計や儀礼用の時計であれ、ジュエリーウオッチやスポーツウオッチを問わず、ヴァシュロン・コンスタンタンが女性用として創作した時計は、常に芸術的な潮流が取り込まれており、その時々の衣装のトレンドや、女性の社会的地位の変化などが反映されています。

2世紀に及ぶ創作の軌跡を1回の展示会で振り返る

 今回の展示イベントでは、女性に向けた時計づくりの2世紀を描き出すためにヘリテージ・コレクションからいくつかの時計がシーン毎にセレクト。“ガラディナー(夜会)”や“アフタヌーンティータイム”、“ランチタイム”や“カクテルパーティー”と、それぞれのシーンでまとうファッションに合った時計が選ばれました。

● シーン1:アフタヌーンティータイム
ダイヤモンドで装飾したイエローゴールドの女性用ブローチ時計
Ref.12020(1902年製造)

 女性たちは腕に時計を着けるようになる前は、ブローチやペンダントとして身に着けることを好みました。その一例がこの1902年の繊細なジュエリー・ウオッチです。イエローゴールドで作られ、細かく刻まれたケースバックにアンティークカット・ダイヤモンドがあしらわれています。


● シーン2: ガラディナー(夜会)
ダイヤモンドをセットしたプラチナチェーンとブラック・シャンルヴェ・エナメルの幾何学模様ブローチ時計
Ref.11845(1927年製造)

 アールデコの時期には、古典的なラウンド(丸型)から解き放たれ、オーバル(楕円)やレクタンギュラー(長方形)、スクエア(正方形)などの腕時計のケースが現れました。ヴァシュロンは、こうした“フォルム”と総称される非ラウンド型を採用したことで、それらがブランドの紛れもないシグネチャーになりました。バゲットカット・ダイヤモンド、パールをふんだんに配した、このプラチナチェーンから吊り下げられたブラック・シャンルヴェ・エナメルの幾何学模様のブローチウオッチには、当時のメゾンの旺盛な創作活動が表れています。


● シーン3:ランチタイム
リンクがカーブしたブレスレットにブリリアントカット・ダイヤモンドを施した3トーンゴールドの腕時計
Ref.10770(1930年製造)

 1920年代からヴァシュロン・コンスタンタンは、アール・デコ様式も取り入れました。ケースが純粋で正確なラインのものから、楕円形、長方形、正方形、アシンメトリーな形状に彫刻されたものなど、腕時計の形はますます多様になり、独創性が大いに発揮されたのです。カーブした幅の広いリンクが特徴のブレスレットにクローズド・セッティング、ビーズ・セッティングされたブリリアントカット・ダイヤモンドを施したこの3トーンゴールドの時計は、その後に衣装の重要な構成要素となり、私たちのメゾンはクチュールや女性の要件に応えて、常にデザインの革新で注目されました。


● シーン4:アクセサリー
イエローゴールドとアクアマリンがセットされたブラック・シャンルヴェ・エナメルの幾何学模様の収納式パース時計
Ref.10723(1930年製造)

 1920年代は“世界旅行”が活発になりはじめた時代。大西洋横断航路が実現し、異国が目的地になりました。その結果、プライベート用にいつでも時刻が確認できるトラベルウォッチが旅行を通して着けられるようになりました。シャンルヴェ・エナメルで描いた幾何学模様で装飾したこのイエローゴールド製の時計のように、それらは基本的にアールデコ・スタイルから着想して作られ、ジェムセッティングやエナメルといったメティエ・ダールが自由奔放に用いられたものでした。

● シーン5:カクテルパーティー
イエローゴールドの結びひも型女性用腕時計
Ref.10474(1967年製造)

 懐中時計の小型化によって腕時計が出現した一方で、限りなく小さい時計を作ることにも情熱が注がれ、それが極端に小さなサイズを特徴とするムーヴメントで表現されるようになります。エレガントな時計づくりや、上質なジュエリー・ウオッチの繊細なデザインに完璧にマッチしたこれらのムーヴメントには、同ブランドにおける精巧な時計製造の技術が駆使されています。その好例といえるのが、まさにこの超小型ムーブメントです。このイエローゴールドのモデルのように、特別なフォルムのケースや彫刻的なケースに組み込まれたベルトには、ジュエリーの魅力的な世界を探求したいというウオッチメーカーの欲求が表れていました。

(感想)
 筆者は実際にブティックへ足を運んで展示品を見たのですが、およそ100年、またはそれ以上前の時計とは思えないほど、状態の良さに驚かされました。とにかく装飾の細部まで細かく、そして精巧。当時の職人による、時計製造の技術力の高さを目で楽しむことができます。
 展示されている五つの時計はすべて、当時の貴族の女性が、使用用途などに応じてオーダーメイドにより発注をしたもの。細部の装飾やサイズ感などを見ると、当時これらの時計を愛用していた、貴族の女性たちの生活が目に浮かんできます。時計を通じて歴史に浸れる、男女問わず楽しめる展示イベントです。

【開催スケジュール案内】
VACHERON CONSTANTIN’S HERITAGE LADIES EXHIBITION

1.ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック 銀座店
【日程】2020年8月1日(土)~ 8月16日(日)
【営業時間】平日13:00~19:00、土日祝12:00~20:00(定休日なし)
【場所】ヴァシュロン・コンスタンタン 銀座ブティック 2階
東京都中央区銀座 7-8-8 Tel: 03-3569-1755
【お問い合わせ】0120-63-1755

2.ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック 大丸心斎橋店
【日程】2020年8月18日(火)~ 8月23日(日)
【営業時間】10時〜20時 (定休日なし)
【場所】大丸心斎橋店 本館6階
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 Tel: 06-6271-1231(代表)
【お問い合わせ】0120-63-1755

3.ヴァシュロン・コンスタンタン ブティック 新宿伊勢丹店
【日程】2020年8月25日(火)~ 8月30日(日)
【営業時間】10時〜20時(定休日なし)
【場所】伊勢丹新宿店 本館5階
東京都新宿区新宿3-14-1 Tel: 03-3352-1111(代表)
【お問い合わせ】0120-63-1755

※今後の状況により、営業時間変更または臨時休業を実施する場合あり

文◎佐波優紀(編集部)

【問い合わせ先】

ヴァシュロン・コンスタンタン
TEL:0120-63-1755
ヴァシュロン・コンスタンタン 公式サイト
https://www.vacheron-constantin.com/jp/home

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