11月11日に開催された時計業界最高のアワード、GPHG(ジュネーブ ウォッチ グランプリ)において、タグ・ホイヤー モナコ ガルフ スペシャルエディションがアイコニックウォッチ賞を受賞した。タグ・ホイヤーとしては2002年以来、10回目のGPHG受賞となる。
モータースポーツと密接な関係を持つタグ・ホイヤーのなかでも、モナコはF1レース最高峰のステータスを持つことで知られるモナコグランプリへの憧憬を表現しており、長年にわたってモナコGPの公式スポンサーとタイムキーパーを務めてきた同ブランドならではのモデルといえる。
初代モナコは1969年にリリースされたが、この時計は2つの視点で時計史に重要な意味を持つ。
その第1のポイントは世界初の角形防水ケースを用いたこと。ねじ込みやすいラウンドケースに比べて、角形ケースは機密性を高めることが難しかったのだが、タグ・ホイヤーはこのために角形のパッキンを開発している。そして第2のポイントは、ホイヤーがブライトリング、ハミルトン・ビューレンと共同開発した世界初の自動巻きクロノグラフ“Cal.11”を搭載したことだ。
スポーツウォッチとして最先端をいくモデルとして誕生したモナコは、現在においてもクラシカルな気品を備え、ブルーとオレンジのアイコニックなレーシングカラーと、パンチングレザーの時計ベルトで多くの時計ファンの目を惹きつけている。
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