オーデマ ピゲはブラックセラミックと18Kホワイトゴールドを組み合わせた新作タイムピース“CODE 11.59 バイ オーデマピゲ スターホイール”を発表した。独特のディスプレイを持つ17世紀に生まれたヴァガボンドアワーを搭載したコンプリケーションで、針は秒針のみという独特な表示スタイルを採用。3枚のアルミニウム製ディスクを使って孤を描く分目盛のセクターの上を時が回り、時刻を表示するという機構になっている。
CODE 11.59 バイ オーデマピゲ スターホイール
■Ref. 15212NB.OO.A002KB.01。WG(41mm径)。3気圧防水。自動巻き(Cal.4310)。687万5000円
ヴァガボンドアワーはほぼ顧みられることのない機構だったが、オーデマ ピゲでは1991年にこれを復活させ、“スターホイール”の名でコレクション化。2000年の始めまで多くのモデルが誕生したものの、その後はまた製造されない時期が続いた。その機構を今回掘り起こして、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲのケースに収めたものとして完成させたというわけだ。ケースのアーキテクチャーは、円(ベゼル、ケースバック、メカニズムのディスク)と、角を丸めた八角形(ミドルケース)といった幾何学的フォルムを重ねることで生まれており、3枚のディスクはやや曲面が付いており、ブラックのPVD加工の上にオパーリンを被せ、マイクロビーズ仕上げを施している。
ちなみに肝心の時刻表示なのだが、画像の場合は10時22分となる。
インダイアルの数字が時間、上部にあるメモリが分を表しており、時間の経過とともにインダイアルも回転。59分に差し掛かるときには次の時間が00分手前まできているというわけだ。
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