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【新品の時計なのに熟成された雰囲気】ミドルレンジの“復刻系”モデル3選【マニア心をくすぐる意匠と作り込みに注目】

 ここ数年の時計界でにわかに注目されているのが復刻モデルだ。歷史のある時計ブランドであれば過去の優れたアーカイブを豊富に持っており、歴史的な裏打ちもあるのでリリースと同時に注目を集めやすい。

 かつての復刻モデルは再現度や作り込みの甘さから、ファンをがっかりさせたものも少なくなかったが、近年の復刻モデルはブランドの技術力が進化したことにより、いずれもかなり完成度が高く、目が肥えた時計ファンでも納得いく仕上がりになっている。

【画像をクリックして拡大】特許取得したマルチプル・ダイブ・デコンプレッション・ベゼルやフリクション、ベゼル・リングなどの革新的技術が搭載された1960年代のオリジナルモデル、、"アクアスター ディープスター"。

 今回注目したニバダ・グレンヒェン、アクアスター、イエマは特にアーカイブの復刻を積極的に進めておりブランドの主要コレクションとして打ち出している。いずれも手の届きやすいミドルレンジの価格帯なのだが、ベゼルやケースの造形とサイズ、インデックス、針を含めた文字盤の質感などをじっくりと見ていくと、思わずにんまりさせられる上々のクオリティを実現している。


【編集部のおすすめモデル】
AQUASTAR(アクアスター)
ディープスターⅡ

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 1963年に発売されたオリジナルのディープスターを進化させたモデル。36.75mmの着け心地が良いサイズ、サイクロプススタイルのモノコンパックスカウンター、複数の潜水時間と減圧時間を計算できる特許取得の無減圧テーブルベゼルなど、60年代のオリジナルモデルを再現したもので、一目でわかるアイコニックなデザインが目を引きつける。

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■SS(36.75mm径)。20気圧防水。自動巻き(Cal.SW290)。34万5400円

【問い合わせ先】
エイチエムエスウォッチストア 表参道
TEL.03 6438 9321

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