【WLN女子部発】女性の魅力を最大限まで引き出すChopard(ショパール)アイコンコレクション“ハッピーダイヤモンド”の新作を紹介

 女性編集者がレディースウオッチの新作を実際に見て、感想を交えて紹介する本企画。今回は“Chopard(ショパール)”の“ハッピーダイヤモンド”の2019年新作を取り上げる。

【モデル紹介】

 ショパールは現存のラグジュアリーウオッチ&ジュエリーメーカーでは数少ない家族経営を貫いているトップメゾンであり、今回紹介するハッピーダイヤモンドは、ショパールのレディースウオッチを代表するコレクションのひとつだ。

 ハッピーダイヤモンドの一番の特徴は、文字盤の中で動くダイヤモンドだろう。このデザインはデザイナーのロナルド・クロヴスキー氏がドイツの“黒い森”と呼ばれるシュヴァルツヴァルトを散策していたとき、太陽の光を反射して輝く滝の水しぶきからインスピレーションを受けたことから生み出されたという。

 文字盤上にセットされた2枚のサファイアクリスタルの間で、固定されていないダイヤモンドが自由に揺れ動くさまを見たショパールの会長カール・ショイフレ氏の妻、カリン・ショイフレ氏が「セッティングから解き放たれたダイヤモンドはとても幸せそうね」と表現したことからハッピーダイヤモンドと名付けられた。

 文字盤周囲のクリアな部分で揺れ動くムービングダイヤモンドは、さながら空中に浮かんでいるようなデザインだ。

 ケースサイズは25.8mmと大きさは控えめだ。けれど、上の写真のモデル(203957-5209)はリング状の2つのパヴェダイヤモンドがラグジュアリーさを演出しており存在感は抜群。また、今年のトレンドカラーであるグリーンを、マザー・オブ・パールの文字盤とベルトに採用し、見る人の目を奪う。

【装着感は?】

 小振りなサイズ感かつリューズがないため、装着後のわずらわしさは一切感じられなかった。また、25.8mmのケースは腕から飛び出ることなく、程よく腕にフィットしたため、私の細めの腕でも違和感はなかった。

 ちなみにリューズの役割を果たす小さなボタンが裏ブタにあり、細い特殊な棒で時刻調整できるという。ケースサイズとリューズがないだけでよりスマートに上品に、けれどダイヤモンドで存在感を示し、とてもバランスのよいモデルだと感じた。

【推しのポイント】

ゴージャスな雰囲気の中にある自由なムービングダイヤモンドたち

 実機を拝見した際にいちばんに目に入ったのは、やはり宙に浮いたようなデザインの自由に動くムービングダイヤモンドたち。5石あるムービングダイヤモンドは腕を動かすと透明な文字盤の中で踊るように動き、セッティングされたダイヤモンドと裏腹に解放されたダイヤモンドたちは、本当に幸せそうだった。

 写真では実物の美しさを伝えられないのがもどかしいが、実際腕に着けたときの輝きは素晴らしかった。腕を動かすたびにどの角度からもゴージャスな存在感を放ち、一瞬で腕元が華やかになるのだ。やはり時計ひとつで宝飾品と腕時計、二つの魅力を楽しめるのがジュエリーウオッチのいいところだなと、着用してますます実感した。

 シンプルな時計もいいけれど、ハッピーダイヤモンドが持つ圧倒的な存在感と美しさは、ぜひ時間をかけてでも手に入れたいと感じさせる時計だった。

*スペック*

(左)Ref. 203957-5209。(右)Ref. 209415-5002
ハッピーダイヤモンド 2019年モデル

【ケース】
RG×ダイヤモンド(25.8mm径)

【文字盤】
グリーンマザーオブパール

【防水性】
非防水

【ムーヴメント】
クォーツ

【価格】
(左)171万円(税抜き)。(右)98万円(税抜き)

文◎松本由紀(編集部)

【お問い合わせ】

ショパール ジャパン プレス
03-5524-8922

ショパール 公式サイト
https://www.chopard.jp/