ブラック&ホワイトの逆パンダ文字盤に注目、レトロ感を醸す“YEMA(イエマ)”の新作クロノ

 日本で本格展開を開始したフランスの時計ブランド“YEMA(イエマ)”から、1960年代のクロノグラフをモチーフにした、ツーカウンターの新作クロノグラフが登場。ブラック&ホワイトのコントラストが効いた最新モデルの魅力を紹介。

適正価格と高品質な作り満足感の高さも魅力

 イエマは、ブザンソンの国立時計製造学校で技術を学んだヘンリー・ルイ・ベルモントによって、1948年にフランスで創設された実力派ブランドだ。

 1960年代には、当時、需要が拡大していたスポーツウオッチにいちはやく目を付けて、300m防水を備えたダイバーズウオッチ“スーパーマン”など、ブランドアイコンとなるモデルを次々と発表。スポーツウオッチの分野で確固たる地位を確立している。

 その後、一時休眠することになるのだが、2005年に復活を果たして、現在は往年の名作から範を得たヘリテージコレクションを展開している。
YM-T1
 最新作の“スピードグラフ”は60年代に製作された同社初のクロノグラフから範を得ており、39mmの現行としてはやや小振りなケースや、リバースパンダの通称で知られる黒地に白いインダイアルを配したツーカウンタークロノグラフを搭載。つや消しの黒いアルミニウムリングを設置した両方向回転ベゼルなど、当時のモデルから継承された意匠が、レトロでレーシーな雰囲気を醸し出している。

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 時分針とインデックスにスーパールミノバ夜光を塗布しており、暗所での視認性も高い。

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 スクリューバックの裏ブタには、油圧プレスでイエマの紋章をエンボス加工で刻印。オーナーの所有欲を満たしてくれる。

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 両方回転ベゼルと文字盤のトーンを合わせたブラック&ホワイトのコントラストの効いたデザインが、レーシングクロノグラフらしい精悍で引き締まった印象を醸す。

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 自動巻きムーヴメントを搭載しているのでやや厚みのあるデザインだが、このボリューム感が適度な存在感を主張。ドーム形の風防がヴィンテージテイストを加えている。

》編集部のオススメモデル
YEMA(イエマ)
スピードグラフ
 1960年代半ばに発売されたヘリテージモデルをベースに開発されたイエマの最新モデル。ヴィンテージスタイルのテレメーター・タキメータースケールや、ドーム型のサファイアクリスタル風防、大きな穴を設けたラリースタイルの革ベルトなど、随所にこだわりの意匠を採用。レトロかつレーシーな雰囲気を醸し出す。
YM-8
■Ref.YSPEE2019-AAS。SS(39㎜径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.NE86)。18万円(予価)

【問い合わせ先】
イエマジャパン
TEL.03-5875-8810
》イエマ公式サイト
https://jp.yema.com