【WLN女子部】連載最終回ロレックス人気コレクション、デイトジャストの人気モデル2選

 新人の女性編集者、佐波(さなみ)が時計初心者の女性読者と同じ視点で、2週にわたってレディースロレックスの基本知識からモデルの選び方までを紹介してきたが、最終回となる今回は、そんなコレクションのなかでも特に人気が高い“デイトジャスト”に焦点を当て、文字盤やベゼルの種類の紹介から人気のデザインまで取り上げてみたいと思う。

 デイトジャストの魅力はなんといっても華やかな雰囲気のあるラグジュアリーなデザイン。女性らしさをしっかりと引き立ててくれる宝飾品のような時計は、着けているだけでも自分に自信がもてそう。また前回紹介したオイスターパーペチュアルとは異なり3時位置にデイト表示を配し、午前0時に瞬時に日付けが変わる“デイトジャスト”機構が由来の人気シリーズだ。

 インデックスひとつだけを取って見ても、ローマインデックスからダイヤモンドを使ったものなどデイトジャストの種類は様々あるが、どのモデルも全体的にラグジュアリーな雰囲気に仕上げられている。

 人気モデルであるためか、ベゼルや文字盤それぞれに、レディースロレックスのなかでは最大の種類が存在する。多様なバリエーションを見て、文字盤やインデックス、ベゼルまでより自分の好みに合ったものを選べるのも、デイトジャストの魅力のひとつといえるだろう。

 では具体的にはどのようなデザインがあるのだろうか。主要なものをピックアップしたので、写真付きでその種類を紹介していこう。
 なお各部の名称については、前回の記事を参考にしてほしい。

【文字盤】

 ホワイトやブラック、ピンクといった定番色だが、“シャンパン”と呼ばれるゴールドカラーのものなど様々種類がある。種類は色だけでなく、貝殻を使用したシェル文字盤も人気だ。またコンピュータと呼ばれる“ROLEX”の文字を文字盤に配置したデザインのものもある。

上段左からホワイト、ブラック、ピンク、シャンパン
下段左からシェル、ブラックシェル、コンピュータ

【インデックス】

 ローマやバー(棒状)タイプ、そしてダイヤモンドを使った“10Pダイヤ”はいまやデイトジャストの定番。また、ワンランク上のモデルなら9個のダイヤモンドに加え9時位置だけダイヤモンドのローマ数字をあしらった“9PスターダイヤⅨダイヤ”は、華やかな印象にふさわしいゴージャスな雰囲気に仕上げられている。ダイヤインデックスタイプでは6時位置にだけダイヤモンドをあしらったローマ Ⅵダイヤも素敵だ。

上段左からローマ、バー、ローマ Ⅵダイヤ
下段左から10Pダイヤ、9PスターダイヤⅨダイヤ

【ベゼル】

 デイトジャストの定番ベゼルは波型に加工された“フルーテッド”。ほかにもシンプルな“ポリッシュ(鏡面加工)”やベゼルにダイヤモンドをぎっしりと埋め込んだ“ダイヤモンド”などもある。

左からフルーテッド、ポリッシュ、ダイヤモンド

【サイズ】

 レディースのケース径は28mmが基本。小振りのサイズ感で、人それぞれの手首の大きさにフィットする。レディースではないが、最近では“ボーイズ”と呼ばれる31mmも人気を獲得している。
左はボーイズサイズ、右はレディースサイズ(28mm径)

【ブレス】

 スポーティーな3連ブレスと、高級感のある5連ブレスがある。
 またオイスターや5連ブレスのなかにもそれぞれ、ステンレスとイエローゴールド、エバーローズゴールドとを組み合わせた“コンビ”といわれるデザインも人気がある。

上段3連ブレス
下段5連ブレス
・SS(ステンレススチール)×YG(イエローゴールド)コンビ
・SS(ステンレススチール)×RG(エバーローズゴールド)コンビ

 女性らしい華やかな雰囲気を引き立てる意匠が満載のデイトジャスト。レディースロレックスのなかでは最大のモデル数を誇る人気モデルだけあって、どんな組み合わせが良いのか、種類が多すぎて迷ってしまいそう。そこで特にどんなデザインが人気なのかを宝石広場渋谷本店に聞いてみた。

1.定番のホワイト! ローマインデックスのRGのコンビモデル(Ref.179171)

 デイトジャストの定番であるフルーテッドベゼルに、RGのコンビの5連ブレスを組み合わせた1本。そんな華やかな雰囲気を上品に引き立てる、人気のローマインデックスを採用しているところにも注目だ。
 実際にホワイト文字盤を見てみたところ、ピュアホワイトと表現したくなるような綺麗なホワイトカラーで、ついつい見入ってしまった。華やかなデザインを取り入れつつも、そんなに派手すぎない上品な時計だ。実勢価格は税込み110万円前後。

2.シェル文字盤や10Pダイヤのインデックスも人気(Ref.279171NG)

 レディースロレックスのなかで非常に高い人気を誇るデイトジャスト。なかでも人気の要素を備えたモデルを1本選んでみた。貝殻の美しい色合いが魅力的なシェル文字盤は、特に人気の文字盤であるそうだ。インデックスには10Pダイヤを採用し、かなりラグジュアリーな印象を受ける。

 エバーローズゴールドは、イエローゴールドは派手すぎるけれど、ホワイトゴールドでは色味的に少し物足りないという人にオススメのモデル。肌馴染みも良いため、個人的にもおすすめの素材だ。実勢価格は税込み160万円前後。

 これまで3週にわたってレディースロレックスの魅力を紹介してきたが、いかがだっただろうか。今回特に力を入れて取り上げたのはオイスターパーペチュアルとデイトジャストの2コレクションだけだったが、この二つだけ取ってみてもデザインにかなりの違いがあることがおわかりいただけたかと思う。

 さらにベゼルや文字盤、ブレスなどにも様々な種類が存在するので、ぜひ店頭で探して見て欲しい。

 今回の連載企画を通してロレックスの虜になりつつある私。今後またレディースロレックスについて詳しく紹介できたらと思う。

【取材協力】

宝石広場
https://housekihiroba.jp

文◎佐波優紀(編集部)