【G-SHOCKとセイコーが上位を独占!?】忖度なし、読者が選ぶ欲しい時計ランキング-1位〜5位

 カジュアルウオッチ専門誌TIMEGear(タイムギア)で実施している“読者の欲しい時計ランキング”。今回は2019年10月末〜20年2月中旬までに集計した読者アンケートをもとにお届け。まずは1位〜5位まで一挙に紹介しよう。

コストパフォーマンスに優れ、安心感のある国産ブランドが上位を独占

 弊社が発行しているカジュアルウオッチ専門誌TIMEGear(タイムギア)で毎号実施している読者アンケートをもとに、読者がいま“欲しい時計”をランキング形式で紹介する連載企画。
 今回は、2019年10月末から20年2月中旬までに集計した読者アンケートをもとに、読者がリアルに欲しいを思ったモデルBEST10をランキング形式で発表していこう。
 前編となる今回は、1位〜5位までを一挙に紹介していくが、やはり、というべきか今回もG-SHOCKが圧倒的な支持を得て1位を獲得。また、2位にオリエントスター、3位にセイコーのプロスペックス、5位にセイコーのプレザージュと、国産ブランドが上位を独占しているのが印象的だ。
 今春に新しい時計の購入を考えている人は、ぜひこのランキングを参考にしてみてほしい。

》読者が選んだ欲しい時計-01
G-SHOCK(ジーショック)
Gスチール
Ref.GST-B200-1AJF
 高い耐衝撃性能を誇るG-SHOCKのなかでも、樹脂とステンレススチールを組み合わせた人気のGスチールが1位を獲得。新たな耐衝撃構造“カーボンコアガード構造”を採用したモデルに票が集まった。本モデルはアナログ針とデジタル表示を組み合わせた、Bluetooth搭載のアナデジウオッチで、現在の時刻のほか、ボタン操作で世界39都市の時刻を表示するワールドタイム機能を搭載している。

■SS(53.3×49.2mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。4万9500円

 20気圧もの高い防水性や耐衝撃性をそのままに、従来のGST-B100シリーズより4.6mmもケースの厚みを抑えた14.5mm厚のフォルムを実現。

 横から見ると、ベゼルよりも風防の高さがわずかに下げられていることがわかる。風防の表面が傷付かないようにする配慮に実用性に関するこだわりが光る。

 ワンプッシュで文字盤に内蔵されたフルオートダブルLEDライトが点灯。デジタル表記の時刻はもちろん、アナログ表示の時刻もひと目で確認できる。

 ラグが手首のサイズに合わせて上下に稼動する設計になっているため、手首のサイズに合わせてフィット。ラバーベルトの肌触りも良く、装着感は良好だ。

【問い合わせ先】
カシオ計算機 お客様相談室(TEL.03-5334-4869)
https://products.g-shock.jp/_detail/GST-B200-1A/

 

》読者が選んだ欲しい時計-02
ORIENT STAR(オリエントスター)
メカニカルムーンフェイズ
Ref.RK-AM0009L
 2017年に発表されたムーンフェイズ機能を搭載したブランド初のメカニカルムーンフェイズコレクション。ローマンインデックス、レイルウエイミニッツトラック、ムーンフェイズなど、古典的な意匠を随所に盛り込むことで、クラシックな雰囲気を漂わせている。搭載しているムーヴメントは、昭和46年(1971年)に開発されたことにちなむ46系の進化系、46系F7にムーンフェイズを搭載したCal.F7X62。文字盤からテンプの動きが楽しめるオープンハートも搭載され、クラシックとモダンが融合したモデルに仕上げられている。

■ステンレススチーケース、レザーストラップ。ケース径41mm。5気圧防水。自動巻き(Cal.F7X62)。19万8000円

 ステンレススチールのケース、リューズとベゼルにアクセントとしてピンクゴールドめっきを採用。厚さ13.8mmと機械式らしい程よい重厚感を備えたケースに、SS×PGのコンビデザインがアクセントを加えている。

 精度と耐久性に定評のある46系の特徴を受け継ぐ46系F7ムーヴメントを搭載。ローターのコート・ド・ジュネーブや、受け板に施されたペルラージュ加工など見た目も美しい。

 モダンなオープンハートの仕様とムーンフェイズなどの古典的な機構が相まって、腕元での存在感を発揮。ピンクゴールドめっきを採用することで、肌なじみの良いデザインに仕上げられているのもポイント。

【問い合わせ先】
オリエントお客様相談室(TEL.042-847-3380)
https://www.orient-watch.jp/product/category/item/?item_id=1552&category_id=267

 

》読者が選んだ欲しい時計-03
SEIKO(セイコー)
プロスペックス
Ref.SBDC083
 逆回転防止ベゼル、プロ仕様の200m防水を備えた、プロスペックスの本格的なダイバーズウオッチ。昨年登場したばかりの最大で70時間のパワーリザーブを実現する自動巻きムーヴメント、Cal.6R35を搭載しており、使い勝手の良さも大きな魅力だ。針やインデックスには蓄光塗料を施し、暗所でも視認性もしっかりと確保。シンプルなデザインなので、シーンを選ばずに日常使いの即戦力として活躍してくれる。

■SS(45mm径)。200m潜水用防水。自動巻き(Cal.6R35)。9万3500円

 ベゼル部分をプラスするとやや厚みを感じる厚さ12.9mm。しかし200m空気潜水用防水を備えたダイバーズウオッチであることを踏まえると、むしろこのくらいの厚みがある堅牢な作りのほう薄型よりも安心感がある。

 バックル部分は万が一にも時計が脱落することがないよう2重ロック式を採用。プロ仕様のダイバーズウオッチらしく、実用性が細部まで考慮されている点も支持を集めたポイントだ。

 ケース径は大振りな45mm。リューズが手の甲に当たらないように4時位置に配するなど、細部まで着け心地が考慮された作りになっているのも魅力だ。

【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室(TEL.0120-061-012)
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/prospex/sbdc083

 

》読者が選んだ欲しい時計-04
SPINNAKER(スピニカー)
ブラッドナー
(左)Ref. SP-5062-05(右)Ref. SP-5062-02
 アンティークテイストのダイバーズウオッチを手がけるスピニカー。本モデルは、1960年代のコンプレッサーダイバーズウオッチへのオマージュとして開発されたコレクションだ。18気圧防水と回転式仕様のインナーベゼルを装備し、当時のコンプレッサーダイバーを表現。またレザーストラップはウォータープルーフ加工がなされているので、シャワーなどにも耐える防水性を備えている。

■SS(42mm径)。18気圧防水。自動巻き(Cal.SEIKO NH35)。各3万5200円

 本モデルは回転式インナーベゼルを装備しているだけでなく、18気圧(180m防水相当)の防水性を備えている。気密性と堅牢性を重視し、一般的なモデルよりもやや厚くボリューム感のある15mmのケースに仕上げられている。

 信頼性の高くコストパフォーマンスに優れたSEIKO製の機械式ムーヴメントを搭載。ローターには、ブランドのシンボルともなっている航海をイメージしたデザインを採用し、特別感を高めている。

 大振りなケースサイズだが、ラグにかなりの丸みを付けてケースが手首に沿うように工夫されている。レザーの質感もしなやかなので着け心地も良好だ。

【問い合わせ先】
ウエニ貿易(TEL.03-5815-3277)
https://www.u-collection.com/c/brand/spn

 

》読者が選んだ欲しい時計-05
SEIKO(セイコー)
プレザージュ
Ref. SARW049
 有田焼を文字盤に採用したプレザージュの話題作。新たに開発された硬度を高めた磁器素材を採用し、腕時計の文字盤としての耐久性を獲得している。磁器の質感が味わえるわずかに青みを帯びた白の文字盤に、6時位置にカレンダー表示、9時位置にはパワーリーブインジケーターを搭載している。また文字盤に映えるブルーの針やローマンインデックスを採用し、クラシックな雰囲気を演出。12時のレッドカラーも、アクセントとなっている。

■ステンレススチールケース、レザーストラップ。ケース径40.6mm。10気圧防水。自動巻き(Cal.6R27)。22万円

 有田焼製文字盤であることに加え、カレンダー機能を備えた自動巻きムーヴメントを搭載し、さらに10気圧の防水性を確保。ややボリューミーなのは否めないが、14.1mmというケース厚は許容範囲内といえるだろう。

 裏ブタはシースルーバック仕様になっており、搭載しているセイコー製の自動巻きムーヴメント、Cal.6R27を見ることができる。

 磁器製の文字盤は重いのではないかと思っていたが、想像以上に軽く、着け心地も良好。重厚なケースに合わせて厚みのあるベルトを採用しており、見た目のバランスの良さはもちろん、手首をしっかりとホールドしてくれる。

【問い合わせ先】
セイコーウオッチお客様相談室(TEL.0120-061-012)
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/presage/sarw049