【月刊G-SHOCK】no.003|「3万円アンダー」25年間支持される6900系G-SHOCK 人気BEST 5

 カシオ計算機協力のもと、毎月、トレンドや季節、予算などといったテーマ別に“G-SHOCK”の人気モデルBEST5を紹介する【月刊G-SHOCK】。
 3回目となる今回は、2020年に誕生25周年を迎えた定番“6900系G-SHOCK”の人気BEST5を発表する。

アニバーサリーイヤーを迎えた
6900系の人気モデル ベスト5を発表!

 G-SHOCKの人気を支えてきた理由のひとつは多様なモデルバリエーションだが、やはり長年の定番モデルには安心感があり、いまでも根強い支持を集めている。いわゆる“オリジン”と呼ばれる5000/5600系とともに、定番モデルとして双璧を成すのが6900系だ。丸いケースと横一直線に並んだ3個のインダイアルが特徴的なこのモデルは、その風貌から“三つ目”の愛称でよく知られる。

 6900系の誕生は1995年で、G-SHOCKとしては後発のラインだ。
 そしてその人気はアメリカから火がついた。

 当時のアメリカ市場では、スクエアケースの5000/5600系では小さすぎてボリュームに欠けると受け止められていて、腕っぷしのいいアメリカ人にはもっと大振りなラウンドケースのモデルの方が人気は高かった。
 そこに登場した初代6900系のDW-6900-1V(海外のみ)は、アメリカ人好みのボリュームのあるサイズに加え、インダイアルのスポーティブな雰囲気が注目を集め、さらに価格もこなれていたこともあって爆発的な人気を得ることとなった。
 折からの渋カジ・アメカジブームもあって、日本では逆輸入のような形で注目されるようになり、徐々に定番ラインとして定着していくこととなる。

6900系の初代モデルとなるDW-6900(左)。これは当初、海外のみで展開されていた。アメリカでの人気を受け、国内モデルとして登場したのが右のDW-6900Bだ
 

 6900系の特徴は、アイコニックな3個のインダイアルをもちつつも、ケースはシンプルなラウンドを採用しているため、デザイン的にアクが少ないという点にある。そのためカラーリングや素材違いなどのバリエーションが展開しやすく、様々なファッションブランドやアスリートとのコラボモデルのベース機として使われることも多い。

 2020年は誕生してから25周年のアニバーサリーイヤーだが、現行モデルも初期モデルと基本的なフォルムはほとんど変わっておらず、デザインの完成度は当初から高かった。ベゼルの凹凸でアクセントを付けているものの、ダイヤルは3個のインダイアルがメインの表示を邪魔することもなく、シンプルで視認性はかなり良い。
 近年はタフソーラーやメタルベゼルなどの高機能モデルが増えているが、それらも比較的リーズナブルな価格に抑えられており、そこも根強い人気を支えている要因だろう。1本持っておくと何かと便利なモデルだ。

 今回は、そんな6900系G-SHOCKの人気ベスト5をお届けしよう。

 

》人気BEST 1
GW-6900-1JF
 6900系のベーシックデザインを継承しながら、電波ソーラー機能を盛り込んだ最強の実用モデル。日本(2局)、アメリカ、ドイツ、イギリス、中国の計6局の標準電波を受信し、蛍光灯のわずかな光でも発電するというタフさで実用時計として信頼度は高い。
 カラーリングも黒を基調しており、カジュアルであればどんなファッションにも合わせられる。この品質で2万円という価格帯も素晴らしい。
■Ref.GW-6900-1JF。樹脂ケース(53.2×50mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。2万2000円

 

 

》人気BEST 2
DW-6900B-9
 初代DW-6900の系譜を色濃く継承しているモデル。初代と同様に2色同時発光のELバックライト搭載で“FOX FIRE”のロゴが入っている点がマニア心をくすぐる。しかも液晶はゴールド液晶になっており、そのビビッドさはかなりインパクトが強い。
 電波受信機能こそ備えていないが、1/100秒ストップウオッチなど基本的な計測機能はちゃんと装備されており、価格もお値打ちだ。
■Ref.DW-6900B-9。樹脂ケース(53.2×50mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。1万2100円

 

 

》人気BEST 3
GM-6900-1JF
 ここ数年のG-SHOCKはメタル素材を採用したモデルを積極的に投入しているが、満を辞して6900系でもメタルモデルがリリースされた。
 従来の樹脂ケースをカバーするように大きなメタルベゼルが全体を包んでおり、あくまで軽い着け心地をキープしつつ堅牢性を向上。見た目の質感も大きく向上しており高級感を感じさせるが、価格はアンダー3万円に抑えられている点は流石だ。
■Ref.GM-6900-1JF。樹脂×ステンレススチールケース(53.9×49.7mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。2万5300円

 

》人気BEST 4
GM-6900G-9JF
 同じくメタルベゼルを採用したハイブリッドモデルだが、こちらはカラーリングがゴールドという超ド派手なモデル。ストリートでも映えるゴージャスなスタイリングで、これからの季節は日焼けした肌にもマッチしそうだ。
 機能的には1/100秒ストップウオッチ、マルチアラームなど使いやすくまとまっており、ブルーグリーンのELバックライトは残照機能付きなので視認性も良い。。
■Ref.GM-6900G-9JF。樹脂×ステンレススチールケース(53.9×49.7mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。2万8600円

 

》人気BEST 5
GD-X6900-1JF
 ベーシックなDW-6900よりも3mmほどサイズアップしたビッグサイズモデル。全体をブラックにまとめているだけでなく、尾錠部分はIP処理を施すなど、その質感はマットで高級感がある。
 10年バッテリー搭載など機能面でもクオリティアップが図られているほか、大型化されたことでファッション性が向上しているだけでなく、操作感も良くなっている点も見逃せない。

■Ref.GD-X6900-1JF。樹脂ケース(57.5×53.9mmサイズ)。20気圧防水。クォーツ。1万4300円

 

構成◎堀内大輔(編集部)/文◎巽 英俊/情報協力◎カシオ計算機

 

【問い合わせ先】
カシオ計算機 お客様相談室 TEL:03-5334-4869
https://g-shock.jp