【俳優・木下ほうか氏監修】往年の名機をモチーフにした日本製機械式時計がクラファンサイトで先行予約開始!

開発にあたっては「とにかく自分が着けたいと思うものを作りたかった」と語る木下ほうか氏。その意味では今回の完成度にはかなり満足していると言う

1年にわたる開発期間を経てついに完成!
クラウドファンディングサイト「WATCH Makers」で
数量限定ながら15〜10%OFFで先行予約開始

 筆者がプロデュースする時計ブランド“アウトライン”。今回の新作は何と、個性派俳優でありアンティークロレックス愛好家としても知られる“木下ほうか氏”とのコラボレーション。昨年の6月にスタートし約1年の開発期間を経てようやく全体が完成した、ほうか氏こだわりのスペシャルモデルである。

 その名前は“パートナー1”。ほうか氏曰く「毎日の良きパートナーとして愛用してもらいたい」という思いから、自身が付けた名前だ。

木下ほうか氏が監修したアウトライン・パートナー1。1960年代のダイバーズウオッチをモチーフにしているため、古典的かつ落ち着いた大人の雰囲気を醸す

 このパートナー1だが、写真を見てもわかるように往年のダイバーズウオッチがモチーフだ。時計が好きな方であれば、そのモチーフとなった時計がどんなモデルなのかは、およそ察しが付いたのではないか。

 しかも、アンティークの愛好家でもあるほうか氏らしく、文字盤は時計愛好家の間では「トロピカル」と呼ばれて珍重されている、黒が経年変化して変色したようなブラウンが採用されている点も特徴のひとつと言える。

 針にはかつて軍用タイプに使われていた剣先型を採用。インデックスは通常のドットタイプと3・6・9のみがアラビア数字を使った軍用タイプの2種類が用意された。それぞれ秒針もちょっとずつ変えるなど、随所に時計愛好家ならではのこだわりが生かされている。

今回、アウトライン・パートナー1用として開発されたブレスレットは、1950半ば~ 60年代半ばのロレックスのスポーツモデルに採用されていた、コマとコマをリベットで繋いだ通称“リベットブレスレット”を再現

 そして、何よりも今回ほうか氏がいちばんこだわったと言うのが“リベットブレスレット”である。このパートナー1のためにいちから製作したオリジナルブレスなのだ。

 実はこのブレスレット、1950年代半ばから60年台半ばまでロレックスに採用されていたリベットブレスを再現したもので、ブレスのコマもスチールの塊(無垢)ではなく、当時と同じ中が空洞になった中空タイプで作るなど、かなり忠実に再現されている。

 しかも、ブレスをつなぐ弓カン(フラッシュフィット)というパーツは、ロレックスのサブマリーナなどにも、代替えブレスとして付けられるように、バネ棒も通常より太いロレックス仕様にも対応するように作られているという徹底ぶりなのである。

バックル側に近い6個のコマは、二つあるリベットの内の片方だけがネジになっているため、精密ドライバーがあればブレス調整(最大4コマが外せる)が自分でできる

 しかもこのブレスレットにはもうひとつ、木下ほうか氏の要望で、当時のオリジナルブレスにはなかったあるアイディアが盛り込まれている。それは上の写真のように精密ドライバーがあればブレスレットのコマ詰めができるため長さの調整が自分でできてしまう点だ。これについてほうか氏は「ロレックスのアンティーク愛好家はみんなこれに不満をもっていたので実現したかった」と言う。

これは木下ほうか氏所有のロレックス、GMTマスターのRef.1675にブレスを装着した写真。弓カン(フラッシュフィット)もピッタリで、しっかりとなじんでいた

 搭載するのはセイコーエプソン社の自動巻きムーヴメント、Cal.YN55A。美しいカーブを再現したサファイアクリスタルのドーム形風防を備える。現在、時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers(ウオッチメーカーズ)」にて、数量限定ながら定価6万6000円のところ15〜10%OFFの特別価格で先行予約を受付している。

詳細は「WATCH Makers(ウオッチメーカーズ」まで

【アウトライン・パートナー1】
【SPEC】
・型番:Ref.YK20201-1(ドットタイプ)、Ref.YK20201-2(3・6・9タイプ)
・素材:ステンレススチール
・サイズ:ケース径40mm、ケース厚15.75mm
・防水性:10気圧防水(日常生活防水)
・駆動方式:自動巻き(セイコーエプソン製 Cal.YN55A/22石/毎時2万1600振動(日差-25秒+35秒)/最大巻き上げ時約40時間パワーリザーブ)
・希望小売価格:各6万6000円(組み立て:日本)
・保証期間:1年間

菊地 吉正 – KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。