【WLN女子部発】カタチこだわる女子にすすめたい“オールシルバーカラー”3選

 腕時計の文字盤に採用されているカラーといえば、ホワイトやシルバー、ブラックが定番として挙げられます。これらの3色は定番カラーとだけあって、デザインの種類も豊富に発売されているのが特徴です。

 そんな様々なデザインの時計が発売されているなかで、いま筆者が個人的に気になっているのがシルバーカラー。なかでも文字盤からケース、ブレスまですべてシルバーカラーを採用した“オールシルバー”に心引かれています。腕時計全体にシルバーカラーを採用することで、腕時計のフォルムや仕上げがより引き立つ効果があるのです。

 そんなオールシルバーカラーのモデルのなかから、今回はケースデザインに特徴のあるモデルを3本選んでみました。ケースデザインを引き立てるオールシルバーカラーの魅力を、感じてもらえたらと思います。
 それでは早速紹介していきましょう。

HERMÈS エルメス
ケープコッド

シルバーカラーを引き立てる“フレームデザイン”
 正方形の文字盤とフレーム型の長方形のケースが組み合わさったデザインが特徴のケープコッドが誕生したのは1991年のこと。エルメスと縁の深いデザイナーであるアンリ・ドリニー氏が、“長方形の中に入った正方形の腕時計”を生み出しました。

 ケースの上下に配されたフレームのようなデザインは、エルメスが誇る往年の人気ブレスレット“シェーヌ・ダンクル”から着想を得たもの。文字盤からケース、ブレスまですべてシルバーカラーで統一されたことで、フレームのデザインがよりスタイリッシュに際立っています。

【SPEC】
Ref.W045767WW00。SS(23mmサイズ)。3気圧防水。クォーツ。48万1800円(税込)

【Recommend Point】
 本モデルの文字盤には、金属にロジウムの薄い膜を張ることで、見た目の美しさや強度が増すロジウムメッキ加工が施されています。この加工により、まるで鏡のように美しい光沢感が楽しめるのです。光の当たり具合により表情を変えるこの美しい仕上げが、ケースのフレーム部分から手首が透けて見えるデザインと相まって、ブレスレットのように腕元を上品に演出してくれます。

【問い合わせ先】
エルメスジャポン
TEL:03-3569-3300
エルメス公式サイト
www.hermes.com


GUCCI グッチ
グリップ

メンズライクなユニークデザイン
 2019年のバーゼルワールドにてデビューを果たしたコレクション“グリップ”。クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ氏が、1970年代後半のスケートボードの世界にインスピレーションを得てデザインしたユニセックスモデルです。
 足とボードをより接着しやすくするスケートボードのグリップテープのように、しっかりと手首にフィットするウオッチを目指して作られた本作は、装着感も良好。デザイン、装着感ともにこだわって作られたコレクションです。

【SPEC】
Ref.584267 I1600 8504。SS(35mmサイズ)。3気圧防水。クォーツ。19万2500円(税込)

【Recommend Point】
 オススメポイントは、何といってもユニークな時間表記のデザイン。特徴的な時間表示は1番上の小窓には時間、真ん中が分、そして1番下は日付けを表示しており、時間と分は、ディスクが右回転することで時刻が進んでいきます。

 またフェイスからブレスまで、創設者、グッチオ・グッチのイニシャルからデザインされたロゴ“インターロッキングG”を施しているのもポイント。独特なフェイスの形が目を引くオールシルバーのデザインに、スタイリッシュなアクセントを加えています。休日に、ストリートファッションを好む人にも、日常のシーンでさりげなく個性をプラスしたい人にも、オススメしたい1本です。

【問い合わせ先】
グッチ ジャパン クライアントサービス
TEL:0120-99-2177
グッチ公式サイト
www.gucci.com


CENTURY センチュリー
クチュール

まるで宝石のようなサファイアケースのカッティングが美しい1本
 宝石のブリリアントカットやエメラルドカットのモチーフからインスピレーションを得て誕生したクチュール。
 その最大の特徴は何と言っても、ダイヤモンドの次に硬いといわれるサファイアクリスタル製のケースを、すべてを手作業でカットしたデザインです。全部で32面のカッティングが施されたことで、腕の動きや光の当たり具合により、まるで宝石のようなプリズムを楽しむことができます。

【SPEC】
Ref.832.7.S.203.12.SML。SS(24.5mm径)。10気圧防水。クォーツ。41万8000円(税込)

【Recommend Point】
 文字盤からブレスまですべてシルバーカラーでまとめられた本モデル。ラグを採用せず、またリューズを薄く小さく設計しているため、まるでアクセサリーのように手首を上品に演出してくれます。
 また多面カットが施されたケースにより、ひとつの大きな宝石を腕に乗せているような美しい輝きが魅力です。インデックスには丁寧な加工が施されたダイヤモンドを設置することで、まるで宝石のなかにダイヤモンドを閉じ込めたようなデザインが楽しめます。
 2020年にはマザオーブパールの文字盤にピンク、イエロー、ミントのパステルカラーのベルトを採用した新作も登場。カラフルなデザインも気になった人は、ぜひチェックしてみてください。

【問い合わせ先】
センチュリー銀座ブティック
TEL:03-6278-8975
センチュリー公式サイト
https: //jp.century.com

文◎佐波優紀(編集部)