【こんなブレスウオッチが欲しかった!】ヴェンペの“アイアンウォーカー”はオンオフこなせる正統派

 2020年10月中旬、ドイツブランド、ヴェンペのニューアイコンとなる“アイアンウォーカー”のローンチが開始された。以前その実機レビューをお届けしたが、引き続きその魅力に迫っていきたい。

【最速実機レビュー】ドイツ時計、ヴェンペの新コレクション“アイアンウォーカー”はなかなかいいぞ!

好みやシーンで選べる2サイズ展開

 本作は、昨今人気を博しているいわゆる“ラグスポ”のスタイルを採用した正統派ブレスウオッチだ。
 その魅力として真っ先に挙げられるのはヴェンペらしいこだわりの外装クオリティだが、これと同じぐらい高く評価したいのが快適な装着感である。
 ケースとラグが一体型に成形されていることに加え、ケース厚が10mm以下に抑えられているため、手首によくなじみ非常に着けやすいのだ。
 また3針仕様では40mm径と36mm径の2サイズから選べるというのもうれしいポイントである。参考までにお伝えすると、写真の手首周りは16.5cm。同程度の手首周りの人ならば、どちらでもでも違和感なく合わせられるため好みでチョイスするといいだろう。
 ちなみに汎用性を重視するなら40mm径のブルー、ビジネスユースとしてなら知的な印象を高める36mm径のホワイト文字盤がおすすめ。自身の好みや着用するシーンなどを踏まえてチョイスしてほしい。


アイアンウォーカー オートマティック 40

 今年ヴェンペから約10年ぶりとなる新シリーズとして発表された“アイアンウォーカー”は、同社のこだわりである高い外装クオリティを追求した正統派ブレスウオッチだ。ケースは40mm径で適度に存在感を主張しつつ、10mmを切る薄さで快適な装着感を両立させた。

■Ref.WI100006。SS(40mm径/9.75mm厚)。10気圧防水。自動巻き(Cal.ETA2892-A2)。39万6000円

 

アイアンウォーカー オートマティック 36

 3針モデルでは小振りな36mmサイズも展開されているため、手首の細い人も安心だ。またビジネスユースを想定している人は、スマートな印象が高まる36mmサイズをあえて狙うのもおすすめ。なおバリエーションは両サイズでホワイト、ブラック、ブルーの3色が展開される。

■Ref.WI100001。SS(36mm径/9.75mm厚)。10気圧防水。自動巻き(Cal.ETA2892-A2)。37万9500円

 

価格以上の価値を感じさせる
こだわりの外装クオリティ

山型に成形されたペンシル針や中央の溝に夜光を塗布したバーインデックスなど、ディテールに立体感を与えることで、視認性と美観が高められている

コマの角のみにポリッシュ仕上げを施すことでフォルムをいっそう際立たせた。またケースの厚みに合わせてブレスレットも薄く仕立てられているため、シャツの袖口にも納まる

ミドルケースの厚みを抑えているため、実際のケース厚9.75mmよりもさらに薄く見える。また均一となったヘアライン仕上げがエッジ感を適度に強調し、フォルムを際立てている

 

ダイバーとクロノグラフモデルも展開

アイアンウォーカー オートマティック ダイバー
色分けされたインナーベゼルと30気圧防水を備える本格ダイバー。
■(左)Ref.WI200001。(右)Ref.WI200002。SS(42mm径/11. 7mm厚)。30気圧防水。自動巻き(Cal.ETA2892-A2)。各49万5000円

アイアンウォーカー オートマティック クロノ
ドイツクロノメーター認定を取得したクロノグラフモデル。
■(左)Ref.WI300002。(右)Ref.WI300001。SS(42mm径/13. 95mm厚)。10気圧防水。自動巻き(Cal.ETA7753)。各61万500円

 

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文◎堀内大輔(編集部)/写真◎笠井 修