【画像】注目ブランド“マキナ”の最新モデル、ラウム1のディテールをさらにチェック


 戦車(タンク)からインスパイアされたというユニークなデザインがインパクト抜群。砲身を思わせる6時位置のリューズ、ミドルケースを取り囲むようにデザインされた重厚なラグなど、立体的な造形が存在感を主張する。ポリッシュされたベゼル、横にヘアライン仕上げを加えたミドルケース、縦にヘアライン仕上げを加えたラグと、パーツによって仕上げを細かく変え、独創的な造形を際立たせているのもすばらしい。


 アンティークウオッチにも見られるセクターダイヤル(円周と放射状のラインが特徴的な文字盤)をベースにしているが、さらにリボルバー(回転式拳銃)に触発された意匠をプラス。文字盤を凹ませた円形のデザインに金属製のアラビアインデックスを配置したデザインが、シリンダーの前面と側面(弾薬が入る場所)を彷彿とさせるのが面白い。


 ケースの裏ブタはシースルーバック仕様。“マキナ”のスポーツモデルで初めてとなるスイス製のムーヴメントを採用しており、搭載するセリタ社のCal.SW200-1の動きを楽しめる。ケースは、裏ブタとラグを一体化したアウターケース、ムーヴメントを搭載したミドルケースを別々に成形したセパレート構造を採用。一体成形のケースと比べて、より細い部分まで丁寧な研磨を施すことができる。


 ケースサイズは42×48mm(ラグを含む)で、厚さは13.4mm。戦車からインスパイアされたというだけあって、かなり大きく存在感のあるデザインといえるだろう。実機を装着していないため、具体的なサイズ感や重心のバランスなどは不明だが、バネ棒を固定する穴をラグの最下段に配置するなど、装着感が考慮されているのは好印象である。また、ベルトの素材には本物のクロコダイルレザーが採用されており、高級感を加えている。


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