【有人宇宙飛行60周年を祝う!】シュトゥルマンスキーから日本限定のアニバーサリーウオッチが登場

 旧ソビエトの宇宙飛行士、ユーリイ・ガガーリンが、人類初の有人宇宙飛行を成功させてから60周年を迎えた。この偉業達成の際、ガガーリンが携行した腕時計として一躍有名になったのがシュトゥルマンスキーだ。
 そんなシュトゥルマンスキーでは今年、偉業達成のアニバーサリーイヤーを祝して様々な記念モデルを展開しており、その第4弾として発表されたのが今回取り上げるモデルである。

ガガーリン アニバーサリー コートドジュネーブ レッドスター チタニウム 日本限定モデル
偉業達成60周年を記念してシュトゥルマンスキーが展開するアニバーサリーモデルの第4弾。当時、ユーリイ・ガガーリンが宇宙に携行したシュトゥルマンスキーの腕時計の意匠を受け継ぎながら、現代的なアレンジが加えられている。
■Ref.2609-3747200jTITANIUM。TI(40 mm径)。3気圧防水。手巻き(Cal.2609)。日本限定100本。9万3500円

 

 レトロ感のある文字盤デザインは、当時のオリジナルモデルを踏襲するが、一方で随所にアニバーサリーモデルならではの仕様が取り入れられている。そのひとつがケース素材で、本作ではチタンを採用し、軽量化が図られているのだ。もともとシンプルな3針時計ゆえに軽量だったが、本作の総重量は50グラムとさらに軽い。機械式時計を着けているとは思えない快適さを追求しているのだ。

オリジナルモデルのケース径は33mmとかなり小振りだったが、本作では現代の基準に合わせて40mm径を採用している。一方でケース素材にチタンを採用しているため、非常に軽量。着け心地はかなり良い

文字盤、針、インデックスは適度にエイジング加工が施され、当時のモデルを思わせるようなレトロ感が演出されている。またケースサイドにはガガーリンの名言“さあ、行こう”がロシア語で刻印される

 

 もうひとつ注目は、シースルーバック仕様となっている点。一度分解し、コート・ド・ジュネーブ装飾を施して美しく再仕上げされた、デッドストックムーヴメントのキャリバー2609を堪能できるようになっている。

旧ソビエト時代に製造され、現在は生産が終了している手巻きのCal.2609を搭載。歯車には当時時計を製造したモスクワ第一時計工場のマーク“スリースター”が施されている

 さらに国際宇宙ステーションを運営するロスコスモス社のロゴが入った、宇宙船をイメージさせる特別ボックスが付属する点も見逃せないだろう。ファンにはたまらないコレクション性の高い1本だ。

 

【問い合わせ先】
アンドロス TEL:03-6450-7068
https://sturmanskie.jp

 

文◎堀内大輔/写真◎笠井 修