【画像】ディテールの作り込みと編集部の総評をさらにチェック!

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 モチーフとなったコクピットクロックの意匠を忠実に再現した針、文字盤がマニア心をくすぐる。外周の目盛りまでしっかりとリーチさせている点にもこだわりが光る。


 テギメント加工をベースにしたブラック・ハード・コーティングを施し耐傷性を強化。Arドライテクノロジーにより精度の安定と風防の曇り防止機能を備えているのもポイントだ。


 サイズ45mm、厚さが15.3 mm。クロノグラフのなかでも大きめのサイズ感だが、ラグを短めにデザインしたことで見た目よりも快適な装着感に仕上げられている。


》編集部・堀内の総評

「戦闘機のコクピットクロックをモチーフに、デザインバランスを整えて腕時計のサイズに仕上げた点に、ジンの優れた手腕を実感できます。外周にインナーベゼルを備えているため実寸よりも大きく感じられる点と80万円台後半の価格は評価の分かれるところですが、デザインの再現度の高さ、独自技術により堅牢な作りなど、ほかのブランドにない魅力を備えたモデルなのは確かだと思います」(編集部:堀内)


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 クロノファイター最大の特徴であるトリガー式プッシュボタン。見た目に注目しがちだが、装着時に親指で操作しやすい点も大きな魅力。美観と機能性を両立した点を評価したい。


 重厚な作りを備えた両開きのホールディングバックル。研磨の質感もよく、美観にも優れるが、つく棒を入れ替えするのが少し難しいのが留意点だ。


 44mmと大きめだが、手首に沿わせるようにラグをカーブさせているため装着感は良好だ。気になるのはトリガー型プッシュボタンだが、ケースの左側に設置されているため手の甲に当たることもなく快適に着けられる。


》編集部・堀内の総評

「トリガー式プッシュボタン を備えた独創的なデザインにばかり注目が集まりがちですが、今回実機を見て感じたのが、逆テーパーをかけたベゼル、懐中時計を彷彿とさせる曲線を備えたミドルケース、重厚で優美なラグなど、ディテールの作りの良さでした。同価格帯のモデルと比較しても、外装の質感は群を抜いて良好だと思います」(編集長:堀内)


文◎船平卓馬(編集部)