【フォッシルの最新スマートウオッチ】スピーディで使いやすく進化した“ジェネレーション6”に注目

 機能はもちろん、デザイン面でも多彩な進化を遂げているスマートウオッチ。今回は、さらに使いやすく進化したフォッシルの最新スマートウオッチ、“ジェネレーション 6”について、実機レビューをお届け。

》さらにスピーディで使いやすく進化した最新の第6世代モデルが登場

 アメリカンクラシックをベースに、時計を展開してきたアメリカンライフスタイルブランド、フォッシル。オーセンティックなデザインをベースにしつつ、遊びココロを加えた多彩な時計を展開しているが、ここ数年、強化しているのがスマートウオッチのラインナップ。ほかのブランドとはひと味違う、時計らしいデザインとテクノロジーを両立したスマートウオッチコレクションをリリースして、人気を集めているのだ。


 今回、実機レビューしてみたのは、そんなスマートウオッチコレクションに加わった、最上位モデルである“ジェネレーション 6 タッチスクリーンスマートウォッチ”(通称“Gen 6”)だ。Qualcomm Snapdragon Wear 4100+プラットフォームを搭載し、8GBのストレージを確保。データ転送速度が4倍まで上がり、接続性が向上。ダウンロード時間が以前のジェネレーション5より短くなり、さらに快適に使用することができる。

 現行のジェネレーション6モデルは、健康的なライフスタイルを過ごすためのサポートとなるウェルネスの分野で新しいソフトウェアを追加。アクティビティートラッカー、睡眠トラッキング、心拍数トラッキングなど、従来の機能に加えて、新たにSpO2センサーを搭載。手首に着けたままで、血中酸素濃度の計測が行えるのだ。

 血中酸素濃度の計測については、医療機器とは精度が異なるため、あくまでも簡易的なものであることは留意しておくべきだが、手軽に計測を行えるのは、かなり嬉しいポイントと言えるだろう。


》編集部のおすすめモデル
FOSSIL(フォッシル)
ジェネレーション 6 タッチスクリーンスマートウォッチ

 タッチスクリーン スマートウオッチの第6世代モデル。新たにデザインされたメタルケースを採用し、新作は44mm径の4モデルと、42mm径の3モデルでラインナップ。ケースサイズは従来のジェネレーション5と同じだが、ベゼル部分を薄くデザインすることで、さらにディスプレイが大きくなり、画面の見さすさと操作性が格段に向上。通話応答、LINEやツイッターのメッセージ確認、音楽再生、泳げる防水(5気圧相当)、睡眠/アクティビティトラッキングなど便利な機能を多数搭載している。

■Ref. FTW4061。SS(44mm径)。3気圧防水。充電式。3万8500円

■共通スペック
– 1.28インチのタッチスクリーンデジタルディスプレイ
– カスタマイズ可能なウォッチフェイスとプッシュボタン機能割り当て
– オフラインでSpotifyミュージックとポッドキャスト視聴(Spotify Premiumユーザー向け)
– Qualcomm Snapdragon Wear 4100+によるパフォーマンス向上と低消費電力
– 接続性:Bluetooth 5.0 LE、Wi-Fi、GPS、NFC SE
– センサー:加速度計、ジャイロスコープ、コンパス、高度計、PPG心拍数、SpO2、Off-body IR、アンビエントライト
– Wear OS by Google
– 8GBストレージ、1GB RAM
– 4ピン USB 急速マグネティックチャージャー


》ディテールの質感とサイズ感をチェック


 従来のモデルよりもディスプレイがサイズアップされた新デザインのケース。44mmのケースに大きめの1.28型のカラー有機ELディスプレイを装備。タッチスクリーンが操作しやすく、視認性も良好だ。


 右側にはアナログ時計のクロノグラフを彷彿とさせる二つのプッシュボタンと、リューズを思わせるプッシュボタンを装備。中央のプッシュボタンは機能の操作のほか、長押しでGoogleアシスタントを起動できる。上下のプッシュボタンは頻繁に使用する機能を割り当ててショートカットできるので便利。今回は、2時位置のプッシュボタンで“ウェルネス”、4時位置のプッシュボタンに“Spotify”のショートカットを設定してみた。


【編集部が注目、便利に進化した“ジェネレーション6”の魅力】

 スマートフォンの通知機能、ウオッチフェイスのカスタマイズ、 “Google アシスタント”を使った調べものなど、従来の便利で多彩な機能に加えて、ここでは最新モデルならではのおすすめ機能を、編集部が独断と偏見でセレクトしてみた。

》Spotifyミュージックとポッドキャスト視聴

 “Spotify Premium”を使用しているユーザー向けだが、ミュージックプレーヤーをタッチスクリーンでコントロールできるのも魅力。いちいちスマートフォンを取り出して音楽アプリを操作せずに、手元でプレイリストを変更。アルバムやプレイリストは、時計に直接ダウンロードして保存できるのでスマートフォンを持ち歩く必要なしでアクティブに音楽を楽しめる。ちなみに、Bluetoothイヤホンを使用できているか確認しないと、スマートウオッチのスピーカーから大音量で音楽が流れてびっくりするので要注意(筆者はやらかしました)。

》腕に着けたままで、手軽に血中酸素濃度や心拍数を計測

 裏ブタにはSpO2センサー、心拍センサーを搭載し、従来の心拍データの計測に加えて、血中酸素濃度の計測も可能。

 運動中はもちろん、仕事中や休憩中でも、自分の体がどんな状態なのか、客観的な数値を手軽に知ることができる。写真の上段が血中酸素濃度の計測画面、下段がウェルネス機能を使って心拍数を計測している画面。

》約30分ほどで80%まで充電が可能

 最新のジェネーション6は約30分で80%まで充電が可能。出かける前や仕事中のちょっとした空き時間で充電しておけば、運動量を計測できるgoogle fitや音楽アプリの操作など機能をがんがん使いつつ、まるっと1日使用できる。

 “デイリー(毎日)”、“拡張”、“時計表示限定”の3つのモードを選べるので、時間表示や通知がメインならば、数日おきの充電で使用できる(充電状況に応じて自動で消費電力の少ないモードを選択)。スマートウォッチで心配になるのがバッテリーだが、これならストレスなく日常使いできるはずだ。


【“ジェネレーション6”のバリエーションをチェック】


■(右)Ref.FTW4059。SS(44mm径)。3気圧防水。充電式。3万9600円
■(中)Ref.FTW4063。SS(44mm径)。3気圧防水。充電式。3万8500円
■(左)Ref.FTW4062。SS(44mm径)。3気圧防水。充電式。3万8500円


【“ジェネレーション6”はレディースモデルもラインナップ】


■(右)Ref.FTW6077。SS(42mm径)。3気圧防水。充電式。3万9600円
■(中)Ref.FTW6078。SS(42mm径)。3気圧防水。充電式。3万9600円
■(左)Ref.FTW6080。SS(42mm径)。3気圧防水。充電式。3万8500円


【問い合わせ先】
フォッシルジャパン
TEL:03-5992-4611

【販売サイト:FOSSIL(フォッシル)公式サイト

 

文◎船平卓馬(編集部)