新米記者が見つけた! 10万円アンダーのユニーク腕時計、第17回「追いかけっこする“ライン”がおもしろい!」

新米女性編集者の松本由紀が、ユーザーの方と同じ第3者の目線で、“ちょっと変わった面白い腕時計”を毎週紹介!

 今回は、この連載コラムでは久しぶりの登場となる、時刻の読み方がユニーク系のモデル。“EleeNo Classic(エリーノ クラシック)”は、第7回で紹介した液体金属時計を取り扱う個性的なモデルを幅広く展開しているガジェットウオッチの専門店“SEAHOPE(シーホープ)”のオリジナルコレクションだ。

 第7回で紹介した液体金属時計はスライムのように動く“液体”で時刻を表示するモデルだったが、エリーノ クラシックは1/3しか見えない目盛り付きの文字盤に、“線”で時刻を示すタイプのアイテムだ。

》シーホープ初期の名作を復刻

 エリーノ クラシックはシーホープで当時人気を博した“EleeNo(エリーノ)”シリーズの復刻コレクションだ。エリーノはドット表示のディスクで時刻を示すものや、2枚のガラスが回転する文字盤、スクエアケースにアイスのようなヘッドが覆いかぶさったモデル、フェイスベゼルを回転させて時刻を表示するタイプのアイテムなど、多種多様なモデルを展開していた個性派シリーズ。

 今回は、そんなエリーノのなかから、初期の名作といわれるモデルのうちのひとつである“1/3”を紹介しよう。

》線の先頭、または黒いマーカーで時刻を読み解く

 エリーノ クラシックの“1/3”は、文字盤の右上にレイアウトされた扇型の部分、つまり文字盤の1/3のみで時間を表示するタイプの時計だ。風防には目盛りがプリントされており、その目盛りの下を、赤、黄色、オレンジの線がグルグルと回り、針の代わりを果たしている。

 最初は時刻の読み方が分からないかもしれないが、実はいたってシンプル。時間と分は黄色とオレンジ、黒と灰色の2色で色分けされており、上の写真の場合は黄色のラインが時間で、オレンジのラインが分を表している。目盛りの真下にくる黒マーカー(マーカーがない場合はラインの先頭)が現在の時刻となる。

 以下、エリーノ クラシックの復刻2モデルを、デザインと表示時間ともに紹介しよう。

 ラウンドケースのシンプルモデル。カラーリングがブラックとシルバーで統一されており、ひとたび腕に着ければ装いをスマートに演出してくれる。ユニークな文字盤ながらも、シンプルさも諦めない人におすすめ。ちなみに、上の写真の時刻は1時47分ごろ。
■クラシック 1/3。SS。クォーツ。2万1600円(8%税込み)

 黒いベルトに白ステッチが映える、遊び心あふれるデザインのスクエアケースモデル。文字盤の2/3を覆う風防も、半透明の青いデザインを採用しており、モダンな仕上がりに。上の写真の時刻は1時59分ごろ。
■エリートクラシック 1/3。SS。クォーツ。2万1600円(8%税込み)

 エリーノ クラシックは、ユニークウオッチが好きな方はもちろん、昔のエリーノが好きだったユーザーにもぜひ手に入れてほしいモデル。

 シンプルなクラシック 1/3も良いが、私はエリートクラシック 1/3が特に気に入った。文字盤のみならず、ケースや文字盤の色使いにも個性が感じられ、街行く人の目を奪うこと間違いなし。ファッションウオッチとして1本持っておいても損はないモデルといえるだろう。エリーノ クラシックが気になった方は、数量限定品なので早めにチェックしよう!

文◎松本由紀(編集部)

【問い合わせ先】
シーホープ 公式サイト
https://seahope.shop-pro.jp/