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【夏はやっぱコレでしょ!】ロレックス用に作った“リベットブレス”でヴィンテージ調にイメチェン|OUTLINEニュース no.211

筆者が所有する1970年代のロレックス・サブマリーナー、Ref.5513にアウトライン・リベットブレスを装着。ご覧のようにまったく違和感はない

ロレックス好きの筆者が、アンティークロレックス用(4桁レファレンスに対応)の代替ブレスレットとして開発した“アウトライン・リベットブレスレット”。いまやアウトラインの多くのブレスモデルにも活用するなど、ブランドを象徴するアイテムとしても欠かせない存在だ。しかもブレスレット単体でも好評で、すでに500本以上を販売するほどの人気商品である。

ご存じのように、アンティークロレックスのオリジナルブレスは、たとえリベットタイプではなくとも何十万円もするほど高額。しかも使えば使うほど劣化してしまうため、日々装着したまま楽しみたくともなかなかそうもいかないのが実情。つまりアウトライン・リベットブレスはその代替品として多くのユーザーに利用されているというわけだ。

アウトライン・リベットブレス。ブレス単体でもすでに500本以上の販売実績をもつ

では、このアウトライン・リベットブレスとはそもそもどのような商品なのかというと、ロレックスのスポーツモデルに1950年代半ばから60年代半ばまで採用されていたものを忠実に再現したものだ。そのため一つひとつのコマは現代のようなスチールの塊ではなく、あえて当時と同じスチールの板を折り曲げて成形した中空タイプに仕上げている。

なぜかというと当時はスポーツモデルといえども時計本体は小さく薄くしかも軽い。当然ブレスレット自体も薄くて軽かった。当時のこの雰囲気をそのままアウトライン・リベットブレスでも再現したかったからにほかならない。

そのためアンティークのロレックスに実際につけても違和感はほとんど感じないほどの仕上がりとなっている(トップの写真参照)。素人動画で恐縮だが70年代のサブマリーナー(Ref.5513)、エクスプローラー I (Ref.1016)、GMTマスター(Ref.1675)に実際に装着した約1分の動画を作ってみたため、ぜひそちらでもチェックしてもらえたらより雰囲気がわかると思う(下のYouTube動画参照)。

さて、このアウトライン・リベットブレスにはもうひとつ、当時にはなかった画期的なアイディアが盛り込まれている。それは精密ドライバーがあればブレスレットのコマを外すことができるため長さの調整が自分でできてしまう。この点も大きな魅力なのだ(記事後半に掲載のYouTube動画「08:56 長さ調節方法①【必要な道具類】」で詳しく解説)

なお、ケースに装着するためのパーツ(弓カンまたはフラッシュフィットと呼ぶ)は、ロレックス純正のRef.FF580に近づけて製作している。そのため動画でもわかるように70年代のスポーツモデルに実際に付けて楽しむことができるというわけだ。なお、バネ棒も通常のものではなくロレックスが採用する太いスポーツタイプに対応している。(注:個体差によってフラッシュフィットを広げるなど若干の微調整が必要の場合があります。また5桁レファレンス以降は不可)

 付属のフィットカンを使えばアップルウォッチにだって装着可能!

中央にある「20(20mm幅の意味)」と刻印されているパーツがフィットカンである。これをブレスレット側のエンドピースの突起部分にはめ込んで、手前側にあるバネ棒をそのフィットカンに通してケースのラグ穴に装着してセットする

アウトライン・リベットブレスはロレックス以外にも装着可能だ。フィットカンと呼ばれるパーツが付属(上の写真のバネ棒となりの管)しており、これを使えばロレックス以外のどんな腕時計にも装着して楽しむことができるのだ。ただし、付属のフィットカンは20mmタイプと18mmタイプの2種類。そのため同サイズと同じラグ幅の腕時計が対象となる。

アウトラインのコンプレダイバー1960。革ベルトとブレスとではこんなにも雰囲気が変わる。SS(40mm径)。10気圧防水。自動巻き(Miyota9015)(※廃番に付きマルイWEBチャンネル限定特価4万9500円→3万9600円でブルー文字盤を販売中

上の写真は、アウトラインのコンプレダイバー1960(現在は生産終了)。本来はブラウンのイタリアンレザーが装着されているのだが、リベットブレスに付け換えるとご覧のように雰囲気もガラッと変わって、よりスポーティさが強調される。

また、人気のアップルウォッチにだって市販のアダプターを購入すれば付けることが可能だ。このように同じ時計でもベルトをブレスに変えるだけでもかなり雰囲気が変わるうえ、汗ばむことも多くなるこれからの季節は特にブレスレットは必需品。ぜひ試してみてほしい。

アウトライン・リベットブレスはクラシックな雰囲気のためモダンなアップルウォッチにも意外にも似合う。そのためビジネスシーンでも活躍すること間違いなしだ

【型番】Ref.YK20201-3
【素材】304ステンレススチール
【サイズ】ブレス幅20mm(フィットカンは20mmと18mmが付属)/全長:171.6mm(コマをすべて外しバックルアジャストも使用した場合の最小は130.4mm)/厚さ2.9mm
【価格】2万7500円(メガネ形ケース付き/バネ棒は付属しません)
※1駒=10mm×4駒外しが可能 バックルアジャストは4mm×3

Watch LIFE NEWSオンラインSHOPで販売中

※価格改定により現在は2万7500円となります。

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菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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