ウェブサイトから簡単にカスタムオーダーできるシステムを構築し、カスタマイズウオッチの人気に火を付けた先駆的ブランド、UNDONE(アンダーン)。
カスタムオーダーウオッチブランドとして人気を高めた一方、近年は技術を生かしてオリジナルの本格機械式モデルやユニークなコラボウオッチを相次いで発表しており、独創的なコレクションが注目を集めている。
UNDONE (アンダーン)
アクア・カーボン・マギー
今回、実機をインプレッションしたの“アクア・カーボン・マギー”は、イギリスを拠点とする海洋保全団体“Manta Trust(マンタ・トラスト)”との正式コラボによって誕生したモデルだ。
“アンダーン”初のカーボン製ダイバーズウオッチであり、10万円以下の価格帯でありつつカーボンケースを採用し、さらにプロ仕様の300m防水を備える。
モデル名は、“マンタ・トラスト”が沖縄の海で出会い、追跡調査を行った全長5.5メートルのマンタ、“まぎー(沖縄の方言で“大きい”を意味する)”に由来し、その姿とストーリーに着想を得たデザインが採用された。
また、売上の一部が“マンタ・トラスト”へ寄付されるのも本作の特徴のひとつで、腕時計の着けること自体が環境保全の意識を共有する効果を生み、マンタの保護と海の生態系維持を支援できる。
【SPEC】
■素材:フォージドカーボンケース、ラバーベルト
■ケース径:43mm、厚さ約16.5mm
■防水性能:300m防水
■駆動方式:自動巻き(日本製TMI NH35A)
・毎時2万1600振動
・耐磁機能(20,000A/m)/2種耐磁時計に相当
・日差:±20~40秒 (常温時)
・駆動時間:約40 時間(最大巻上時)
■価格:9万9000円(UVライトなど付属)
【画像】10万円以下でフォージドカーボン採用、“アクア・カーボン・マギー”を別アングルで見る
【注目ポイント1】軽量で強靭、“フォージドカーボン”ケース
カーボンはその特性から航空・宇宙産業などで使用されている先進素材だ。スチールの約4分の1と軽量でありながら、耐久性と強度(スチールの5 倍)を備え、さらに非金属素材のためアレルギーとも無縁という優れた特性をもつ。
炭素繊維(カーボンファイバー)を強化材として加えた複合材であるカーボンコンポジット、鍛造成形することによって硬度を高めたフォージドカーボンなど、カーボンにも種類があり、本作ではケースと逆回転防止ベゼルのフレームにフォージドカーボンが採用されている。
オーデマ ピゲのロイヤルオーク オフショアなどにも採用されている高級素材だが、“アクア・カーボン・マギー”はフォージドカーボンを採用しつつ10万円以下の価格である点が最大の魅力だ。
最初に大きなひとつのフォージドカーボンの塊を成形し、そこから必要な数だけ個別に切り出して、それを精密CNCマシンで個別に成形することで、手の届く価格を実現しているそうだ。
炭素繊維が生み出す独特のテクスチャーに加え、左右非対称のケースフォルムも面白い。複雑に面を組み合わせたデザインになっており、光の当たり方で独特の陰影を生み出す。
【画像】マンタが浮かび上がる“波状”文字盤、“アクア・カーボン・マギー”を別アングルで見る
【アンダーン公式サイト】
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