●現在は教育に携わる様々な活動に邁進
バイク事故当時は学習塾の個人事業主であった髙橋さんだが、入院期間の不在で多くの生徒が辞めてしまった影響も大きく、悩んだ末に店舗営業終了を決意。オンライン指導に業態を変え、現在はフリーランスの塾講師/家庭教師として高校生までの学習指導や保護者向けの学び・子育てコーチングのほか、NPO法人での若者支援や教育ボランティアなど多岐にわたる活動を行っている(Xやインスタ、YouTubeなど様々なプラットフォームも精力的に更新中だ)。
「友人が個別指導塾を経営しているので、そこにも講師として勤務しています。子どもも大人もより幸せに生きられるためのお手伝いをしたくて、教育活動を中心にいろんなことに手を出している感じです」

大学・行政・企業が協働するまちづくり推進拠点“UDCK(アーバンデザインセンター柏の葉)”での自由研究イベント(夏休みの読書感想文イベント)で指導を行う髙橋さん
●「いつかはカフェやラウンジのような場所を作りたい」
資格試験にはまったく興味がなかったという髙橋さんだが、1年半前くらいに先輩から国家資格・キャリアコンサルタントの話を聞き、現在はその資格取得を目標のひとつに掲げている。資格について調べていくなかで、自身のやりたいことと一致する部分が大きかったようだ。
「いわゆる受験用の学習指導だけではなく、もっと広い意味での“生き方”に関する学びというか。以前からそういうところを追求していきたいと思っていて。勉強だけでなく、キャリアのことでもいろんな人の力になれるよう日々学んでいます。オンラインもいいのですが、将来的にはカフェやラウンジみたいな、子どもから大人まで気軽に立ち寄って学びの場になれるような場所を作りたいですね」

様々な教育活動に邁進する現在の髙橋さん
【インタビュー連載『Time Files』過去記事】
■「時計はゴツくて多機能なタイプが好きです」高校中退後、ひきこもり生活を経て文学賞受賞!?|Time Files(タイム ファイル)Vol.002
■【“ボロボロすぎる”けど、捨てられない!?】祖父の形見のスポーツウオッチ|Time Files(タイム ファイル)Vol.001
取材・文◎市村 信太郎