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日本伝統の“螺鈿×漆”チタンウオッチ【映画『マトリックス』のような近未来感】8本限定、工藝美術家・池田晃将氏が製作した“レッセンス”新作

ベルギー発の時計ブランド“Ressence(レッセンス)”が、日本の工藝美術家・池田晃将(いけだ てるまさ)氏と共に創作した限定モデル“TYPE 9 IKE”をリリースした。


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■TI(ブラックDLCコーティング/39mm径)。防滴構造(1気圧防水)。自動巻きROCS9(Ressence Orbital Convex System) モジュール(Cal.2892‐2)。世界限定8本。651万2000円

Ressence(レッセンス)
TYPE 9 IKE

レッセンスが追求するミニマルな造形をキャンバスとし、池田氏は日本の伝統技法である漆の複層塗りと螺鈿を採用した限定モデル。高品質の真珠母貝を極限まで薄く加工し、文字盤に埋め込むことで、空想科学を想起させる近未来的な世界観を描き出した。

レッセンスの象徴である、緩やかな曲面を描きながら回転するダイアル構造と融合することで、静と動が重なり合い臨場感のある表現を生み出している。本作は単なる装飾ではなく、回転機構そのもののために構想された作品と言えるだろう。

【画像6枚】繊細な螺鈿(らでん)装飾をさらに拡大、新作“TYPE 9 IKE”を別アングルで見る


TYPE 9シリーズはレッセンスにおいて最も本質的なモデルであり、シンプルに時間を把握する体験を提供するコレクションだ。

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“TYPE 9 IKE”では、その“純粋性”と意図的に対比するかたちで、黒のDLCコーティングを施したチタニウム製ベゼル、ケース、文字盤、裏ブタを採用。光の角度によって異なる輝きを放つ螺鈿ディスプレイを一層際立たせている。また、ケースバックには池田氏のサインを刻印。限定モデルならではの特別感をさらに際立たせている。


池田氏は“TYPE 9 IKE”の製作にあたり、次のように述べている。

「初めてTYPE 9の回転ディスプレイを見たとき、宇宙や銀河系を想起しました。その感覚から“地動説”というコンセプトが生まれました。かつて天文学者が地動説を提唱したとき、多くの反発や違和感がありましたが、その既成概念を揺さぶるような緊張感も、このモデルには込められています」

Terumasa Ikeda Portrait_LD

池田氏は金沢のアトリエを拠点に、日本の伝統工芸である螺鈿を通して近未来的世界観を表現している。“TYPE 9 IKE”の製作には1点あたり約1か月を要し、今回の協業により、レッセンスの特許機構“ROCS(Ressence Orbital Convex System)”を螺鈿技術によって新たな芸術表現へと昇華させた。さらに技術的な挑戦について、池田氏は次のように語っている。

「最も難しかったのは、螺鈿を強い曲面にどのように配置するかという点でした。真珠母貝は平面に近い素材で、薄くすると割れやすい。そのため極限まで薄く加工し、液体に浸し、ゴムシート上で徐々に成形することで、曲面に沿わせることに成功しました」

【画像6枚】ブラックDLCチタンケースも魅力、新作“TYPE 9 IKE”を別アングルで見る


【池田晃将(いけだてるまさ)氏について】

1987 千葉県出身
2014 金沢美術工芸大学 工芸科 漆・木工コース 卒業
2016 金沢美術工芸大学大学院 修士課程 修了
2019 金沢卯辰山工芸工房 修了
現在 金沢市内にて独立

■古の伝統を通して“いま”を映す

池田氏は、卓越した技巧をもって日本の漆芸を現代へと進化させる工藝美術家。漆、檜、螺鈿、金箔といった伝統素材を用い、先人たちが築いてきた螺鈿技法を継承しながら、過去と現在をつなぐ作品を生み出している。

製作工程では、貝のレーザーカットや図案設計などにデジタル技術を取り入れる一方、最終的な意匠の配置はすべて手作業で行われ、伝統とテクノロジーを融合させることで、これまでにない表現を実現している。

池田氏の作品は、茶や香を収めるという古来の用途を踏襲しつつ、造形は無駄を削ぎ落とした幾何学的で現代的なフォルムが特徴だ。情報が飽和する現代において、池田は“美”は単なる視覚的な形ではなく、人と物、そしてその“あいだ”に生まれる関係性の中に宿ると考えている。

製作の核心には、この“間(ま)に存在する美”を現代の視覚芸術として可視化する試みがあり、金沢に構える工房は、改修された町家にあり、その空間自体が古と新を融合させる姿勢を象徴している。

「日本の装飾芸術は長い間、四季の情景や詩歌を意匠の基盤としてきました。しかし私が向き合うのは、現代に存在する膨大な情報量という共有イメージです。それは従来の方法だけでは表現しきれません。また、過去から受け継がれてきた技法や美意識を用いながら、永続的な美を創出することは容易ではありません。それでも受け継がれてきた技法と美意識を用いながら“いま”を映し出すことこそが、私にとって伝統を継承するということなのです」

 

【問い合わせ先】
DKSHマーケットエクスパンションサービスジャパン
cg.csc1@dksh.com
※メールにて問い合わせに対応

 

文◎Watch LIFE NEWS編集部

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