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【ヴィンテージ調の個性派ダイバーズ3兄弟】ベゼルの色に込められた復古調へのこだわりとは!|OUTLINEニュース no.207

去る5月17日に発売した新作の “グレーダイバー(写真中央)”と“ブラックダイバー(同右)”。今回これがアウトラインに加わったことで、既存のネイビーダイバー(写真左)を含めると3種類の充実したラインナップとなった。そこでアウトラインのこのダイバーズ3兄弟こと3コレクションについてあらためて紹介する。

この3コレクションに共通する特徴は、アンティーク時計の愛好家に人気が高い1960年代の往年のダイバーズウオッチの雰囲気を再現している点だ。当時のサイズ感はもちろん、ベゼルのインサートの素材には最近流行りのセラミックではなく昔と同じアルミ素材を使用することで、その時代ならではのしっとりと落ち着いた雰囲気に仕上げている。

ベゼルは時代ならではのしっとりと落ち着いた雰囲気。インデックスの夜光も飴色に変更、それを厚く盛るなどして徹底して古典的な雰囲気作りにこだわっている

またインデックスの夜光塗料についても色を加えて飴色に変更、それを膨らむように厚く盛るなど徹底して古典的な雰囲気作りにこだわって仕上げているため語りどころはけっこう多い。

なお、3コレクションともに2種類の文字盤デザインが用意されている。通称“赤サブ”風に仕上げたドットタイプと通称“エクスプローラーダイアル”と呼ばれる369アラビア数字タイプである。自動巻きムーヴメントはセイコーエプソン製のキャリバーYN55Aを搭載する。

これから汗ばむ夏に向けて日常使いに活躍するダイバーズウオッチ。この機会にこだわりの3コレクションをぜひチェックしていただきたい。


[アウトライン・ネイビーダイバー]

Ref.YK20223-1(ドット)、Ref.YK20223-2(369)

アウトラインと時計のセレクトショップ“チックタック”とのコラボ企画として開発。そのためチックタックだけでの販売商品だ。特徴は名前のとおり回転ベゼルのインサート部分に採用したネイビーカラー。これは1960年代製のサブマリーナーが個体によって経年変化で生じる退色ベゼルを表現したもの。ブラックが色褪せてネイビーに変化した時計愛好家に珍重される色合いである。

文字盤はマットな質感のネイビーベゼルがより際立って見えるようにと、50年代の光沢のある通称“ミラーダイアル”風に仕上げた。

【ヌーヴエイ・オンラインストア】
https://www.neuve-a.net/TiCTAC/shop/g/g2700002274543/

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[アウトライン・グレーダイバー ]

Ref.YK20252-3GYDT(ドット)、Ref.YK20252-4GY(369)

グレーダイバーはネイビーダイバーと同様に経年変化によって本来のブラックベゼルがグレーに退色して生じる「グレーフェードベゼル」を再現したもの。ハッキリとした色が一般的なダイバーズウオッチの回転ベゼルが中間色のグレーというのも新鮮に感じる。そのため独特の存在感を放ちながら、シックで控えめなトーンのためどんなファッションにも合わせやすく使い勝手がいいのも魅力だ。文字盤はマットダイアル仕上げ。

なおグレーダイバーは、ロフトやマルイで知られる時計のセレクトショップ“オンタイム”と“ムーヴ”限定販売となる。

【オンタイム・ムーヴの公式オンライン】
https://www.ontime-move.watch/news/36567/

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[アウトアイン・ブラックダイバー]

Ref.YK20252-1BKDT(ドット)、Ref.YK20252-2BK(369)

最後のブラックダイバーだが、いわゆるブラックベゼルを装備したスタンダードタイプ。個性的なベゼルもいいが一般的なものを望む声も少なくなかったため、ダイバーズウオッチの基本形である本来のスタイルを再現したものだ。どんなファッションにも合わせやすく使い勝手という点ではやっぱり王道スタイルがイチバン。オンタイムとムーヴ、そしてチックタックでも販売中。

なお、文字盤の仕上げはネイビーダイバーと同様に、秒針が映り込むほどのグロス感があるかつてのミラーダイアル風だ。

【当サイトオンラインSHOPで3コレクション販売中】
https://shop.powerwatch.jp/webshop/category/item/item-watch/outline/diver/

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【商品データ】
・素材:316Lステンレススチール(ブレス:304ステンレススチール)
・サイズ:ケース径40mm、ケース厚12.75mm(サファイアクリスタルのドーム形風防を含む15.75mm)
・防水性:10気圧防水
・駆動方式:自動巻き(セイコーエプソン製 Cal.YN55A/22石/毎時2万1600振動(日差-25秒+35秒)/最大巻き上げ時約40時間パワーリザーブ)
・希望小売価格:各7万400円(組み立て:日本)

菊地 吉正 - KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。
2019年から毎週日曜の朝「総編・菊地吉正のロレックス通信」をYahooニュースに連載中!

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