筆者が刊行する腕時計専門誌「パワーウオッチ」の創刊20周年を記念して製品化、最初に行ったクラウドファンディングでは1000万円近い申し込みが集まるほど高い評価を得た“パイロットクロノ20”。今回あらためてその魅力にフォーカスしてみたい。
このデザインのベースとなったのは1940年代に空軍士官向けに開発され、傑作パイロットウオッチとして名高い“フライングオフィサー(下の写真)”だ。当時アメリカ陸軍のパイロットからの要望により、1から12までの数字が刻まれた双方向回転ベゼルと世界23の主要都市を示すダイアルインジケーターを備え、回転ベゼルと都市名とで飛行中にパイロットが時差を確認できる機能として設けられたものだった。

ギャレット社の当時のフライングオフィサー
それに対して“パイロットクロノ20”の都市名は、すべて日本との時差を基準に配置しており、回転ベゼルを操作するだけで、東京を起点にした各都市の現在時刻も確認できるように改良を加えている点が大きな特徴である。
搭載するクロノグラフムーヴメントはセイコー製のメカクォーツクロノVK64。中央にある計測用の赤いクロノグラフ秒針は、1秒ごとに動くステップ運針ではなく断続的な動きのスイープ運針。加えてクロノグラフ秒針のリセットも瞬時に帰針させられるなど機械式クロノグラフの動作や操作感が楽しめる。
そして何と言ってもこの多機能さで3万円台で買える、このコストパフォーマンスの高さも大きな支持を集めているゆえんのひとつとなっていることはいうまでもない。
ラインナップは全部で3種類。シンプルな黒文字盤が1種類。赤のスネイルタキメーターを文字盤中央にデザインしたタイプがインダイアルの色違いで2種類を用意している。
[購入はコチラ(Watch LIFE NEWSオンライン)]
https://shop.powerwatch.jp/webshop/category/item/item-watch/outline/pilotchrono/
>>>次ページの商品の詳細