【実機レビュー】 第2世代のネイビーブルーを再現した “チューダー ブラックベイ フィフティエイト”の注目作

 2月13日の記事でチューダーのブラックベイ フィフティエイトの実機レビューをお届けしたが、今回はそのカラーバリエーションとして2020年に発表されたブラックベイ フィフティエイト ネイビーブルーを取り上げる。

 ベースとなるブラックベイ フィフティエイトについて簡単に触れておくと、チューダーの基幹ラインであるブラックベイを2mmダウンサイズさせて18年に登場したコレクション。細身の日本人にとって既存のブラックベイは、大きく厚いという声も多く、39mmとほどよいサイズ感だったこともあって一躍人気となったモデルだ。

いまや定価よりも10万円以上も高いプレミアム価格で流通するほどの人気となったブラックベイ フィフティエイト ネイビーブルー

 そのためいまでも並行輸入市場では国内定価を超えるプレミアム価格で流通する。今回リリースされた新色も39mmケースだったことに加えて、カラーリングが過去に出たモデルを復刻させたものだったこともあって瞬く間に高い注目を浴びた。

 そのネイビーブルーのオリジナルは、1969年に登場したチューダー版サブマリーナー、Ref.7016(下の写真左)において70年代に実際に採用されていた配色を再現したもので、ロレックスのグリーンサブに比べて、落ち着いた色合いということもありはるかに着けやすい。

左が当時のオリジナルであるチューダー版サブマリーナー、Ref.7016 。右は現行のファブリックベルトタイプ(写真:チューダー)

 しかも国内定価はブレスタイプで39万9300円(ほかにブルーファブリックベルトタイプとソフトタッチベルト各36万5200円がある)と、比較的に頑張れば手の届く価格だったこともあって高い支持を得た

 しかしながら平行輸入店での実勢価格はブレスタイプで50万円前後と国内定価ばかりか既存の黒バージョンよりも高値で流通する。

 なお、ソフトタッチタイプのベルトだと若干安いが、それでも40万円台後半と、前回取り上げた黒バージョンの革ベルトタイプが新品で30万円台後半なのに対して、それよりも10万円近く高い。そのため購入の際は、値ごろ感の高い黒バージョンも含めて実機をチェックしてみてはいかがだろう。

ブラックベイ フィフティエイト
型番:(右)Ref.M79030B-001 (左)Ref.M79030B-002
素材:(右)ステンレススチールケース&ブレス (左)ブルーソフトタッチベルト
ケース径:39mm
防水性能:200m 防水
ムーヴメント:自動巻き(Cal.MT5402 /毎時2 万8800 振動/約70 時間パワーリザーブ)
国内定価:(右)39万9300円 (左)36万5200円

ブラックベイ フィフティエイト ネイビーブルーの細部をさらにチェック

ブラックベイシリーズの魅力のひとつとなっているのが、1960年代にロレックスでも採用されたリベットブレスの雰囲気を再現したブレスレット。これによって古典的な雰囲気がより強調されている点も人気だ。

41mmサイズのブラックベイにもネイビーブルーのベゼルはあるが、このフィフティエイトは69年のサブマリーナー、Ref.7016を再現し文字盤までもがネイビーブルーとなったスペシャル仕様なのである

ブルー系の文字盤は、いまでは高級時計でも多く採用されており特別な色ではない。しかも若干深めの色合いをしたネイビーブルーのため、それほど派手さはない。39mmのサイズ感もちょうどいい

菊地 吉正 – KIKUCHI Yoshimasa

時計専門誌「パワーウオッチ」を筆頭に「ロービート」、「タイムギア」などの時計雑誌を次々に生み出す。現在、発行人兼総編集長として刊行数は年間20冊以上にのぼる。また、近年では、業界初の時計専門のクラウドファンディングサイト「WATCH Makers」を開設。さらには、アンティークウオッチのテイストを再現した自身の時計ブランド「OUTLINE(アウトライン)」のクリエイティブディレクターとしてオリジナル時計の企画・監修も手がける。

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