アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。
ロレックス
オイスターデイト
アンティークロレックス好きにはよく知られているが、かつての同社のモデルは同じレファレンス（型番）であっても、製造年代や製造メーカーの違いなどによってプロダクトの仕様（主に文字盤）がわずかに異なっている。これによって相場も結構違ってくるのだが、場合によってはコンディションの良し悪し以上に価格に直結するレアディテールも少なくない。
そのなかでも人気が高いレアディールのひとつが“ミラー”と呼ばれる艶のある黒文字盤だ。
エクスプローラーやサブマリーナーといったスポーツモデルでは、ミラーダイアルかどうかで数十万、場合によっては100万円以上も価格差が出ることも。またミラーダイアルのなかにはブラウンに変色しやすいものがあり、こうした個体はさらに珍重されている。
【商品詳細】Ref.6694。SS（35mm径）。手巻き（Cal.1215）。1960年代製。62万7000円。取り扱い店／セレクト
スポーツモデルで有名なミラーダイアルだが、実はベーシックな“オイスター”コレクションにも存在しており、今回フォーカスしたモデルがまさにそれだ。
しかもこの個体、ややブラウンかかった経年変化を見せており、唯一無二の魅力を備えている。スポーツモデルと比べれば、価格はかなり現実的であり、今後の変化も楽しみな1本と言える。
文◎LowBEAT編集部
画像◎セレクト