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小スライド 編集部セレクション

550m防水ダイバーズウオッチも【“隕石(メテオライト)”採用モデル4選】地球で再現不可能、本物の“隕石”文字盤に注目

地球上で生み出せない唯一無二の模様を楽しめるメテオライト。メテオライトとは小惑星が何百万年も前に爆発して地球に飛来した隕石のことで、時計界では1980年代からメテオライトを文字盤に採用した時計が製造されてきた。

メテオライトは産地(回収された場所)によって名称が異なり、模様も異なり、意外なほど種類も豊富だ。時計に採用されるのは主にムオルニタス隕石とギベオン隕石の2種類で、いずれも鉄が主な成分で、数%のニッケルを含んだ鉄隕石に分類される。

金属内部のニッケル成分が正八面体の結晶を作るウィドマンシュテッテン構造をもち、断面を酸で処理することで結晶模様が現れるのが最大の特徴である。

同じ隕石でもカッティングする場所により個体差があり、鉄を主成分とするため、一般的な金属の文字盤のように、研磨や加工を施すことも可能。IP加工で色彩を変化させた文字盤や、エングレーブを施した文字盤など、多彩なバリエーションから時計を選ぶことができるのも魅力だ。

今回はムオルニタス隕石とギベオン隕石の2種類で、メテオライト文字盤を採用した四つのモデルをセレクトしてみた。

 

【画像】全4モデル、“メテオライトウオッチ”のデザインを見比べる


【ムオニナルスタ隕石採用モデル】

ムオニナルスタは、1906年にスウェーデン最北端のキルナ地方で発見された鉄隕石。

Muoninalsta

名称はムオニオ川に由来しており、約100万~80万年前に地球に落下したとされている。ギベオン隕石に比べると時計の文字盤に採用されることも多い。


SPINNAKER_dial

SPINNAKER (スピニカー)
ピカール(SP-5098-BB)

スイスの海洋学者ジャック・ピカールが使用した伝説的な潜水艇から着想を得たダイバーズウオッチのメテオライト仕様。耐水圧性能を備えたバブルレンズとも呼ばれるスーパードーム型のサファイアクリスタルを採用し、550mの防水機能を備える。

SPINNAKER

■Ref.SP-5098-BB。SS(45mm径)。55気圧防水。自動巻き(Cal.NH35)。23万6500円

文字盤には1906年にスウェーデンで発見されたムオニオナルスタ隕石を採用。46億年前に形成され、約100万年前に地球に衝突したときのものとされ、はっきりと格子状の模様が入るウィドマンシュテッテン構造が特徴となっている。

【画像】存在感抜群、スピにカー“ピカール”を別アングルで見る

【問い合わせ先】
ウエニ貿易
TEL:03-5815-3277


F77_dial

■Ref.68020a77。CE(37mm径)。100m防水。自動巻き(Cal.Soprod P024)。30万8000円

Nivada Grenchen(ニバダ・グレンヒェン)
F77 ブラック セラミック メテオライト

1970年代に発売されたスポーツウオッチの特徴を忠実に再現した“F77”の新作。心地よく身に着けることができる径37mm、厚さ約12.3㎜のスリムで洗練されたケースと、完全に統合されたブレスレットなど、同コレクションの特徴はそのままに、文字盤にムオニナルスタ隕石、外装にマットブラックセラミックを採用。

マットブラックとメテオライトのコンビネーションが、70年代のレトロなデザインに、モダンな雰囲気と高級感を加えている。

【画像】オールブラック×メテオライト、“F77”を別アングルで見る

【問い合わせ先】
エイチエムエスウォッチストア 表参道
TEL.03-6438-9321

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