
(左)Ref. H38416711。SS(40mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal. H-31 )。33万8800円。 (右)Ref. H38446730。SS(40mm径/ブラックPVD加工)。10気圧防水。自動巻き(Cal. H-31 )。35万4200円
HAMILTON(ハミルトン)
イントラマティック オートクロノ
1968年に手巻きクロノグラフとして初出となり、69年に“Cal.11”を搭載して自動巻きクロノグラフとして発売された“クロノグラフA”の復刻モデル。左は既存モデルのH38416711。パンダ文字盤とポリッシュ仕上げのケース、当時のデザインを再現したデザインがヴィンテージ感を醸し出す。右が今季の新作としてリリースされたH38446730。文字盤とケース、パンチングレザーベルトまで、全体をブラックで統一したデザインが現代的でクールな印象を感じさせる。
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HAMILTON(ハミルトン)
イントラマティック オートクロノ
■Ref. H38446731。SS(40mm径/ブラックPVD加工)。10気圧防水。自動巻き(Cal. H-31 )。35万4200円
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■Ref. H38446732。SS(40mm径/ブラックPVD加工)。10気圧防水。自動巻き(Cal. H-31 )。35万4200円
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■Ref. H38446730。SS(40mm径/ブラックPVD加工)。10気圧防水。自動巻き(Cal. H-31 )。35万4200円
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(左)Ref.H36646780。SS(42mm径/ブラックPVD加工)。10気圧防水。自動巻き(Cal.H-31)。35万4200円。 (右)■Ref.H36616640。ステンレススチールケース、レザーストラップ。ケース径42mm。10気圧防水。自動巻き(Cal.H-31)。32万2300円
HAMILTON(ハミルトン)
ジャズマスター パフォーマー オートクロノ 42mm
スピードメーターのデザインを取り入れた三つのサブダイアルを備え、スポーティなルックスと高性能のテクノロジーを体現した“ジャズマスター パフォーマー オートクロノ 42mm”。
左が今季の新作として登場したH36646780。セミスケルトン仕様の文字盤とブラックPVD加工を施したケースがスポーティな雰囲気を醸し出す。右は既存モデルのH36616640。ソリッドなステンレススチールケースとブルー文字盤の組み合わせたデザインは幅広いスタイルにマッチしてくれる。
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【“ハミルトン”と自動巻きクロノグラフの歴史】
今では当たり前となっている自動巻きのクロノグラフだが、実は自動巻きのクロノグラフが登場したのは1969年と意外に新しい。56年ほど前までは、部品数の多いクロノグラフムーヴメントに自動巻き機構を盛り込むのが難しかったのだ。

1969年に発表された“Cal.11”。3針のベースムーヴメントの上にモジュール式のクロノグラフ機構を重ねた設計を特徴としており、この設計は、後のCal.7740、Cal.7750、Cal.7753(今回レビューするモデルに搭載されたCal.H-31のベース)にも踏襲。自動巻きクロノグラフを語るうえで、不可欠な存在となっている。
当時、ホイヤーで社長を務めていたジャック・ホイヤーが主導となり、ホイヤー、レオニダス、ハミルトン・ビューレン、ブライトリング、デユボワデュプラの共同開発により自動巻きクロノグラフムーヴメントの開発が始動する。

1960年代後半のハミルトンの広告。クロノマティックの名称でCal.11を搭載したモデルが掲載されている
様々な試行錯誤を経て69年に世界に先駆けて発表されたのが、自動巻きクロノグラフの原点的ムーヴメントである“Cal.11”だ。“Cal.11”は3針のベースムーヴメントの上にモジュール式のクロノグラフ機構を重ねた設計を特徴としており、後のCal.7740、Cal.7750、Cal.7753(今回レビューするモデルに搭載されたCal.H-31のベース)においてもこの設計は踏襲されている。モジュール構造は、現代においても汎用自動巻きクロノグラフを語るうえで、不可欠な存在となっているのだ。
当時、開発に関わった各ブランドはCal.11を搭載した時計を製造しており、ハミルトンは“イントラマティック オートクロノ”のオリジナルであるクロノグラフAやクロノマティックをリリースしている(ホイヤーはカレラやモナコ、ブライトリングはクロノマチック)。
【1969年に発表された自動巻きクロノグラフの原点的ムーヴメント“Cal.11”】
ホイヤー、レオニダス、ハミルトン・ビューレン、ブライトリング、デユボワデュプラが共同開発し、1969年に発表された“Cal.11”。マイクロローター式自動巻きのベースムーヴメントの上にモジュール式のクロノグラフ機構を重ねた構造が採用されており、クロノグラフと自動巻きを別の階層に置くことで、クロノマチックはムーヴメント全面をクロノグラフ機構に割くことができるようになった。Cal.11で採用されたクロノグラフの“モジュール化”という思想は、現在も多くの自動巻きクロノグラフに踏襲されている。
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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