スイスの高級時計マニュファクチュールである“IWC”は、パイロット・ウオッチコレクション“トップガン”から、新色の“パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 トップガン・ミラマー”と“パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41”を発表した。
今作は“IWC”とパントーン社が共同開発した、新色のライトブルーセラミック“IWCトップガン・ミラマー”を採用したケースが特徴となっている。

■Ref.IW389409。CE(41.9mm径)。10気圧防水。自動巻き(Cal.IWC 69380)。206万8000円
IWC(アイ・ダブリュー・シー)
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 トップガン・ミラマー(IW389409)
“トップガン”コレクションは2007年に登場して以来、“モハーヴェ・デザート”、“レイク・タホ”、“ウッドランド”、“オセアナ”、“ジェット・ブラック”などを発表してきた。
海軍航空界にまつわるモチーフから着想を得てパントーン社と開発した、様々な色合いのセラミックを採用しているのが特徴だ。
製造に複雑なプロセスを要するセラミックは、焼結の間に色が変化するため、理想の色合いに仕上げるために、カラーセラミックは幾度となく試行を繰り返して開発されている。
新作で採用された新色“IWCトップガン・ミラマー”のカラーセラミックは、トップガンの教官がフライトスーツの下に着用している、ライトブルーのTシャツから着想を得ている。名称は米海軍のトップガン・プログラム(アメリカ海軍戦闘機兵器学校)の拠点である、サンディエゴのミラマー海兵隊航空基地に由来して付けられた。
セラミックのケースと同色の文字盤とラバーベルトを組み合わせた、ツートンカラーが印象的な本作。新色のセラミックと同じカラーを全体に配色するため、各部品も独自素材を用いているという。
ブルーの針(時針、分針、30分積算計針、12時間積算計針、スモールセコンド針)には白のスーパールミノバが塗布され、文字盤とのコントラストで視認性を高めているほか、暗所でも正確に時間を読み取ることが可能だ。
【画像】型違いで2種、IWC“トップガン”コレクション新作のデザインを見比べる
IWC(アイ・ダブリュー・シー)
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41(IW388117)
もう一つの新作である“パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41(IW388117)”は、同ブランドでは初となる、ステンレススチールケースにパントーンカラーを採用したモデルだ。本作でも“トップガン・ミラマー”ブルーの文字盤とラバーベルトを組み合わせている。
両モデルは、ラチェット式両方向自動巻きシステムによる約46時間のパワーリザーブと、毎時2万8800 振動を備えた、自社製の“Cal.69000”シリーズのクロノグラフムーヴメントを搭載。縦並びの3カウンターによって、直感的に判読できる視認性を叶えている。

パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41(IW388117)はシースルーバック仕様
同ムーヴメントは、パイロット・ウオッチに求められる堅牢性、信頼性、精度を重点に置いて設計されており、コラムホイール設計と切り替えシーケンスにより、ボタンを押した際に明確なクリック感を得られる。
セラミックケースモデルにはムーヴメントを磁気から保護する軟鉄製インナーケースを装備し、ケースバックにはチタンを採用。同シリーズを象徴する“TOP GUN”のロゴが刻印されている。
なお、“パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 トップガン・ミラマー”モデルは1000本の限定生産となる。
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【問い合わせ先】
IWC
TEL.0120-05-1868
文◎Watch LIFE NEWS編集部
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