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【まるでラピスラズリのような文字盤!】実用性と美しさを両立したIWCの1970年代製自動巻き腕時計

アンティーク時計専門サイト「LowBEAT Marketplace」には、日々、提携する時計ショップの最新入荷情報が更新されている。
そのなかから編集部が注目するモデルの情報をお届けしよう。


IWC
オートマチックデイト

今回紹介するのは、1970年代に製造されたIWCのウォータープルーフ オートマチックデイトだ。

同年代のヨットクラブで注目された大理石模様の希少なブルーマーブル文字盤が採用されており、独特な風合いと存在感を放っている。オーバル形のステンレスケースには、裏ブタのないワンピースの防水ケースを採用しており、精密なムーヴメントを水気や湿気から保護するには最適な構造と言えるだろう。

【写真の時計】IWC オートマチックデイト。SS(35mm径)。自動巻き(Cal.8541B)。1970年代製。48万4000円。取り扱い店/プライベートアイズ

【画像:裏ブタのないケースやムーヴメントの状態を見る(全6枚)

ムーヴメントには、カレンダー早送り機能と秒針規制装置を備えるIWCの自社製自動巻き、Cal.8541Bを搭載。ラチェット機構を応用したペラトン式の自動巻きが、同年代の腕時計の中でも優れた巻き上げ効率を実現している。適切な整備を行えば、いまなお実用に耐えうるムーヴメントだ。先に述べた防水ケースの効果もあったのか、ムーヴメント全体にサビや腐食は見られず、良好なコンディションを保っている。

本個体にはオリジナルのステンレススチール製3連ブレスレットも付属しており、手首回り18cmまで対応可能な長さになっている。IWCのオールドロゴが刻印されたクラスプも見逃せない。

また、アンティークを愛用する人にとっては言わずもがなかもしれないが、秒針停止機能のついた機械式腕時計を、リューズを引き出したまま保管しないように注意したい。と言うのも、秒針停止機能は、動力を伝達する歯車や精度をつかさどるテンプにストッパーをかけ、強制的に時計を止める構造が一般的で、部品に負担がかかることが懸念されるためだ。
特に、今回紹介したCal.8541Bはテンプに直接ハックレバーを当てる方式であるため、テンプの軸(天真)に負荷がかかることや、テンプの往復運動において重要な役割を果たす ヒゲゼンマイが変形したまま固定されてしまうため、長期間停止させたままにするとヒゲゼンマイに偏りが生じ、精度不良につながる可能性がある。

そのため、機械式腕時計を保管する際には、負荷をかけないように文字盤を上、もしくは下に向けた状態で停止するまで動かしておくことを推奨したい。特に、部品の摩耗が命取りになるアンティークウオッチは、自動巻き腕時計を動かし続けるワインダーなどの使用は避け、面倒でも使用前に巻き上げと時刻合わせをすることをおすすめしたい。

 

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文◎LowBEAT編集部/画像◎プライベートアイズ

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