オールブラックなど7機種【オメガ“スピードマスター”新作】“ダーク&グレーサイドオブザムーン”進化版モデル

2025年10月26日

オメガは、先進的なセラミック技術と精緻な仕上げを駆使し、4種類の個性豊かなダイアルを備えた七つの新作モデルを発表した。

1968年は、アポロ8号が人類初の月周回飛行に成功した歴史的な年だ。司令船操縦士のジム・ラヴェルが、アポロ8 号が月の裏側に姿を消す直前、つまり地上との通信が途絶える直前に発した言葉——「また、向こう側で会おう」——は、今も語り継がれている。

そして、乗組員全員が着用していたのが、オメガのスピードマスターだった。今回リリースされたのは、この偉大なレガシーを称えた“スピードマスターダーク & グレーサイドオブザムーン”コレクションの新作だ。

■310.92.44.51.01.001。CE（44.25mm径）。50m防水。手巻き（Cal.9908）。226万6000円

OMEGA（オメガ）
スピードマスターダークサイドオブザムーン

レッドのクロノグラフ秒針が目を引きつけるブラックエディション。コーアクシャルマスタークロノメーター 9908を搭載した、これまでよりもはるかにスリムなフォルムを実現している。

310.92.44.51.01.001_back

レッドの印象的なセンタークロノグラフ針と、グレーとレッドの転写マークを配したマット仕上げの文字盤が、力強くも洗練された印象を放つ。

今回のコレクションの技術的進化の中核を成すのは、オメガが誇るセラミック加工技術だ。新たに取り入れられた面取りポリッシュ仕上げのセラミック技術により、かつてない精度と奥行き、そして輝きを備えた表面を実現している。

OMEGA_case

すべてのモデルは、ダークサイドを象徴する力強い44.25mmの存在感を保ちながら、より洗練されたスリムなシルエットへと進化している。

さらに、強化されたリキッドメタル技術をベゼルとリューズに採用し、耐久性と耐傷性を大幅に向上させた。

また、革新的な二層構造のセラミックダイアルが、これまでにない奥行きを演出。レーザーブラッシュ仕上げによる精緻なテクスチャーが光を巧みに捉え、その表情を豊かに変化させる。

■310.92.44.51.01.003。CE（44.25mm径）。50m防水。手巻き（Cal.9900）。226万6000円

漆黒の魅力を極めたオールブラックモデル。ブラックエディションコーアクシャルマスタークロノメーターキャリバー9900を搭載。ダークトーンで仕上げられたムーヴメントパーツとエナメルのタキメータースケールが、奥行きと艶やかさを際立たせる。

セラミックダイアルにはレーザーサンドブラスト仕上げを施し、スーパールミノヴァを塗布したダイヤモンドポリッシュの面取りインデックスが配され、漆黒の中に研ぎ澄まされた光を宿している。

■310.92.44.50.06.001。CE（44.25mm径）。50m防水。手巻き（Cal.3869）。232万1000円

史上初めて月の裏側を目にしたアポロ8号の乗組員を讃えるモデル。ジム・ラヴェル船長が残した「月は本質的にグレーだ」という歴史的な言葉に着想を得て、ムーヴメントにレーザー加工による月面のテクスチャーを表現。

スケルトン仕上げのグレーダイアルからは月の表側、ケースバック越しには裏側が姿を現し、まるで宇宙から月を見つめるような臨場感を演出している。ムーヴメントには、コーアクシャルマスタークロノメーターキャリバー3869を搭載。

■310.92.44.51.01.002。CE（44.25mm径）。50m防水。手巻き（Cal.9900）。221万1000円

初代ダークサイドオブザムーンの再構築モデル。コーアクシャルマスタークロノメーター 9900を搭載し、リキッドメタル製タキメータースケールと、レーザーブラッシュ仕上げを施した二層構造のセラミックダイアルを採用。スリムで洗練されたデザインへと進化している。

技術的進化をさらに引き立てるために、オメガはコレクション全体でベルトの選択肢も刷新した。ナイロン製ベルトには新たにラバーライニング裏地が施され、着け心地が向上した。

さらに、新しいラバーベルトの裏面には月面の模様があしらわれ、宇宙探査の歴史との触覚的なつながりを感じられるデザインとなっている。本作は、10月15日（水）より直営ブティックで発売開始後、順次、正規取扱店にて発売となる。

【問い合わせ先】
オメガ
Tel.0570-000087

文◎Watch LIFE NEWS編集部

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